宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/10/31 12:47 更新 太陽風は更に低速になっています。2685黒点群が消えた様です。 担当 篠原 SOHO衛星のLASCO C3カメラに見えていたマックホルツ彗星は、 太陽の向こう側で観測をしている STEREO Ahead衛星のCOR2カメラでも撮影されていました。 10月26日から28日にかけての動画を掲載します。 STEREO Ahead衛星から見ると、 彗星は太陽の向こう側を通過したようです。 太陽風は、280km/秒に速度が下がり、 かなり低速の状態になっています。 磁場強度も、2nTに下がっています。 磁場の南北成分は、南寄りの傾向になっていますが、 振れ幅は -1〜 -2nTと小さく、速度も遅いため、 磁気圏への影響は弱く、 AE指数のグラフは変化のない状態が続いています。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 コロナホールは更に西に進み、 明日くらいに地球へ影響が及び始める 目安の位置に達しそうです。 実際に変化が始まるのは遅れるかもしれません。 今後の太陽風の推移に注目して下さい。 太陽は、2685黒点群が消えて、 2686黒点群だけになっています。 その2686群も掲載の写真ではかろうじて見える程度で、 このまま消えていくかもしれません。 見えなくなった2685黒点群は、 7月5日に2665群として太陽の東端に姿を現し、 そのまま太陽を一周して、8月1日に2670群として再び太陽の東端に現れ、 次の一周では、8月28日に2673群として出現し、 西に没する前にX9.3などの激しいフレアを連発しました。 そして、太陽の向こう側を回って、9月24日に2682群として現れ、 今回、10月21日に2685群として5回目の出現を果たしましたが、 西の端には届かず、途中で消えてしまいました。 STEREO Ahead衛星COR2カメラによる、太陽を通過するマックホルツ彗星。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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