宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/10/28 12:05 更新 太陽風は平均的な速度に戻り、磁気圏も穏やかです。彗星が太陽の横を通過しています。 担当 篠原 昨日紹介したマックホルツ彗星のその後の動きを、 SOHO衛星LASCO C3の動画で紹介します。 太陽を何度も周回している彗星ですので、 極端に太陽に近づくことはなく、 尾を伸ばしたまま通過しようとしています。 この後、遠ざかっていく様子が見られそうです。 太陽風は、速度が420km/秒へ下がり、 平均的な速さに戻っています。 今回の高速太陽風は、3日半ほど続きました。 27日周期の図を見ると、 前周期よりも規模が小さくなっているようです。 太陽風磁場の強度は、5nTと平均的な値が続き、 グラフの最後で少し下がる変化をしています。 南北成分は、0nTの線に張り付くように推移し、 こちらも最後に南向きに振れる変化をしています。 磁気圏は穏やかになっているようで、 AE指数のグラフでは、小さい変化が時々見られる程度です。 SDO衛星AIA193では、 太陽の南半球にコロナホールの暗い部分が見えています。 前周期は、10月6日頃に太陽風の弱い高まりが見られた程度でした。 今回はどうなるでしょうか。 太陽は、穏やかな状態が続いています。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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