宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 9/25 13:01 更新 2673黒点群が太陽の東端に姿を現しました。イエローナイフのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 高坂雄一さんより、9月14日にカナダのイエローナイフで撮影された オーロラの写真をいただきました。 本当は、撮影直後の15日に写真を送っていただいていたのですが、 こちらのネットワークが停止していたため受信できませんでした。 回復後、再送していただいたのですが、 ニュースのサーバーの復元作業もあり、 紹介できるのが10日遅れの今日になってしまいました。 9月14日は、コロナホールによる高速太陽風がやって来て、 磁場が頻繁に南方向に変化したため、 AE指数は、1000nT前後の変化が繰り返し発生していました。 高坂さんによると、 まだ暗くなる前の現地14日21時(世界時15日3時)には、 大きなオーロラが出ていたそうです。 その後も何度か爆発して、 肉眼でもピンク色がはっきりと見え続けていたそうです。 どうもありがとうございます。 リンク先のページで、 その後の夜も含めたたくさんのオーロラ写真を見ることができます。 どうぞご覧下さい。 太陽風は、今朝、小規模の変化が到来し、 磁場強度が5nTから10nTに強まり、 速度が330km/秒から410km/秒へ高まりました。 変化は一時的なもので、磁場強度は既に4nTに下がり、 速度も下がって、380km/秒とやや低速です。 27日周期の図を見ると、 太陽風磁場の大まかな方向が切り替わる、 セクター境界が来ています。 これに伴う太陽風の変化だったようです。 27日周期の図では、前周期の8月29日に同じ変化が到来し、 8月31日の次の切り替わりから高速太陽風が始まっています。 今回も同様の推移になるのでしょうか。 27日頃から始まるコロナホールの影響に注目して下さい。 磁気圏の活動は、太陽風の変化によって、 AE指数500nTの小規模の変化が発生していますが、 基本的には穏やかな状態が続いています。 太陽の東端(左端)の南北両側に、 新しい黒点が現れています。 南の2682黒点群は、 1周期前にXフレアを連発した2673群の回帰です。 北側の新しい黒点は、 前周期に大きな姿を見せていた2674群です。 どちらも特に活動は見られず、X線グラフは穏やかです。 (c) 高坂雄一氏 9月14日に、カナダ、イエローナイフで撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 9月14日に、カナダ、イエローナイフで撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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