宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/10/22 12:50 更新 太陽の東端から2685黒点群が現れました。 担当 篠原 昨日M1.1の中規模フレアを起こした領域は、 2685黒点群と番号が付きました。 昨日はSDO衛星の画像が取得できなかったので、 SDO衛星AIA131、193、171によるM1.1フレアの動画を掲載します。 可視光写真では、2685群の黒点はぽつんと1つ見えるだけです。 フレア以降の活動も特に見られず、 活動度が高まっているという様子はありません。 一方、前周期の2682群の北側にあった2683群に相当する位置で、 弱い活動がSDO衛星AIAカメラに見えています。 この後、北側からも黒点群が姿を現すかもしれません。 太陽風は、昨夜以降再び速度が高まって、 今朝早く、一時的に500km/秒に達しました。 その後すぐに下がり始めて、現在は450km/秒とやや高速です。 太陽風の磁場強度は、速度が上がる前に10nTに強まり、 速度が高まると7nTに下がり、現在は5nTと平均的な値に戻っています。 一時的な太陽風の高まりが発生した様です。 27日周期の図を見ると、全体の規模が分かりやすくなります。 太陽風磁場の南北成分は、南に向いたり、北に向いたりしています。 磁気圏の活動も、強まったり穏やかになったりしていて、 AE指数は、300〜700nTの変化が時間をおいて発生しています。 SDO衛星AIA131、193、171による昨日のM1.1フレア。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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