宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 8/ 1 13:02 更新 太陽風は低速です。太陽の東端から2665黒点群が現れかけています。 担当 篠原 太陽風の速度は、350km/秒から310km/秒へ下がり、 更に低速の風になっています。 (DSCOVR衛星のデータは正常に戻っています) 磁場強度は、4nTから6nTへ小さい変化をしている程度で、 平均的な状態です。 コロナホールによる太陽風の高まりは、 今のところ来ていません。 穏やかな太陽風が続いています。 磁気圏も穏やかな状態が続いていて、 AE指数のグラフは、目立った変化は起きていません。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 太陽の北極から中央へ延びるコロナホールが、 太陽の中心線付近に達しています。 3日後くらいから、この領域の影響が始まりそうです。 コロナホールも比較的大きく、はっきりと見えているので、 太陽風の高まりもしっかりとやって来そうですが、 どうなるでしょうか。 太陽の東端からは、 太陽の裏側で活発な活動を続けてきた2665黒点群が、 いよいよ姿を現しそうです。 SDO衛星の可視光写真では、東端のすぐ近くに小さい黒点と 写真の明暗を強調すると、大きい黒点も見え始めているようです (1枚目の拡大写真の矢印の先あたり)。 X線グラフでも、Bクラスの小さいフレアが次々と発生しています。 SDO衛星AIA131の動画では、 活動的な領域が次第にこちらに近づいている様子も見ることができます。 今後、どの程度の黒点が現れ、どのような規模のフレアを起こすのか、 今後の推移に注目してください。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース 太陽の東端で活発に発生しているフレアの様子。SDO衛星AIA131。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 世界時7月31日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC 世界時8月1日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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