宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/10/30 12:21 更新 太陽風の速度は310km/秒へ下がっています。アイスランドのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 高坂雄一さんより、現地10月27日の夜に、 アイスランド北部のフリーセイ島(Hrisey)で撮影された オーロラの写真をいただきました。 現地は、久しぶりに晴れたとのことです。 この日の太陽風は、高速太陽風の終わりの頃で、 速度が430km/秒まで下がり、磁場の南北成分は0nT付近と オーロラの活動の高まりには厳しい条件でした。 AE指数も小さい変化が時々起きる程度の穏やかさでしたが、 掲載している写真のように、全天を覆うようなオーロラが撮影できたそうです。 データだけ見ていると、穏やかな状態だったとまとめてしまいますが、 オーロラ地帯のそれぞれでは、様々な変化が起きていることを感じます。 どうもありがとうございます。 太陽風は、速度が310km/秒まで下がり、更に低速の風になっています。 磁場強度も、3nT前後に弱まっています。 磁場の南北成分は、南北に変化をしていますが、 振れ幅は2nT程度と小さく、磁気圏は穏やかで、 AE指数は、目立った変化は見られません。 SDO衛星AIA193では、南半球のコロナホールが中央付近に見えています。 11月1〜2日くらいに太陽風の弱い高まりが始まるかもしれません。 太陽は、2685、2686黒点群が小さくなって、 掲載の写真でかろうじて見える程度になっています。 いよいよ消えてしまうのでしょうか。 X線グラフに変化はなく、太陽は静かな状態が続いています。 (c) 高坂雄一氏 アイスランド北部のフリーセイ島(Hrisey)で、現地27日の夜に撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 アイスランド北部のフリーセイ島(Hrisey)で、現地27日の夜に撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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