宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 8/29 14:01 更新 太陽風は低速です。太陽に新しい黒点が現れています。 担当 篠原 太陽風の速度は、 270〜370km/秒の範囲で上下に変化しています。 グラフでは変化が目立っていますが、 全体としては低速の状態が続いています。 ACE衛星でも、太陽風は同様の推移をしているので、 実際に起きている変化の様です。 太陽風の磁場強度は、7〜8nTと少し強まっています。 南北成分は、-5nT前後とずっと南向きになっています。 しかし、太陽風の速度が下がりきっているためか、 磁気圏の活動は特に高まらず、 AE指数は穏やかな推移をしています。 SDO衛星AIA193では、 コロナホールは太陽の中央を、 北極から赤道を抜けて南半球の低緯度にかけて、 まっすぐ伸びています。 今、ここから噴き出している速度の高い太陽風が、 3日ほどかけて地球に到来します。 太陽風の高まりや、オーロラ活動の高まりに注目してください。 太陽では、東端の南半球から新しい黒点が姿を現しています。 また、北半球からもぎりぎりで黒点が見え始めています。 この領域の影響か、X線の強度も少しずつ上がっています。 これからどの様な活動を起こすでしょうか。 (c) 京都大学WDC 世界時8月29日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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