宇宙天気ニュース

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

宇宙天気情報BOX
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Y. Obana
最新状況 (11:31)
昨日、C2.2の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/19 --- ---
5/18 04:30 C2.2
5/17 --- ---

黒点  5/19 (NOAA)
磁場 フレア
4087 4 βγδ C1
4089 4 β C1
4090 2 α ---
4091 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:26 563 -1.7
-2 h 597 -2.5
-4 h 627 +1.0
-6 h 626 +3.5
-8 h 608 -0.3
-10 h 604 +3.0
-12 h 601 -2.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
10:30 -23 -/ -
-2 h -22 -/ -
-4 h -14 -/ -
-6 h -6 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h -5 -/ -
-12 h -8 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^3
5/19 0.3 3x10^3
5/18 0.3 1x10^3
5/17 0.2 1x10^3
5/16 0.3 9x10^2
5/15 0.4 7x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
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黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
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SUVI131 (GOES)
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STEREO (STEREO)
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AE指数 (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 5/13 13:07 太陽風は平均的な速度が続いています。磁気圏はとても穏やかです。
2025/ 5/14 12:33 X1.2の大規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な速度です。
2025/ 5/15 12:45 X2.7の大規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
2025/ 5/16 13:22 M2.1の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
2025/ 5/17 09:46 太陽風は平均的な速度ですが、磁場が強まっています。太陽は穏やかです。

2025/ 5/18 12:18 更新
太陽風の速度は700km/秒に高まっています。磁気圏活動もある程度強まっています。

担当 篠原

昨日のニュースの後、
太陽風の速度は500km/秒に高まり、高速風が始まりました。
夜になると速度は600km/秒台に上がり、
今日未明には700km/秒まで高まって、現在もこの状態です。
太陽風はかなり高速になっています。

27日周期の図を見ると、
高速風の到来は前周期よりも1日ほど早くなり、
速度の高まりは少し大きくなっている様です。

前周期の高速風は、大きい高まりが2日ほど続き、
その後は速度が一段下がっていますが、
高速の状態はもう3日ほど続いています。
今回はどの様に推移するでしょうか。

一方、SDO衛星AIA193では、
南半球のコロナホールの大きい広がりが
ちょうど中心線に達しています。
この領域の影響が3日後くらいにやって来ると考えると、
太陽風速度の大きい高まりは、
前周期よりも長くなるかもしれません。

太陽風の磁場強度は、
昨日のニュースの後に20nTに強まり、
以降はゆっくりと低下して、現在は10nTです。
強まっている状態は続いていますが、
値としては一段下がっています。

磁場の南北成分は、
グラフの中盤で南向きに強まっていますが、
その他は0nT付近か北寄りです。
このため、磁気圏活動の強まりは限定的で、
AE指数は、グラフの中盤で1000nTの大きい変化が発生していますが、
その前後は変化が小さくなっています。

一方、速度が大きく高まっているためか、
磁場の南向きの変化は小さいのですが、
AE指数の最後で1000nTの大きい変化が発生しています。

引き続き、高速太陽風の推移や
磁気圏活動の強まりに注目して下さい。


太陽は、穏やかな状態が続いています。

目立ったフレアは、北西の端(右上)で発生した
C2.2の小規模フレア程度で、
X線グラフは全体の強度も少し下がっています。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。