宇宙天気ニュース |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2025/ 5/18 12:18 更新 太陽風の速度は700km/秒に高まっています。磁気圏活動もある程度強まっています。 担当 篠原 昨日のニュースの後、 太陽風の速度は500km/秒に高まり、高速風が始まりました。 夜になると速度は600km/秒台に上がり、 今日未明には700km/秒まで高まって、現在もこの状態です。 太陽風はかなり高速になっています。 27日周期の図を見ると、 高速風の到来は前周期よりも1日ほど早くなり、 速度の高まりは少し大きくなっている様です。 前周期の高速風は、大きい高まりが2日ほど続き、 その後は速度が一段下がっていますが、 高速の状態はもう3日ほど続いています。 今回はどの様に推移するでしょうか。 一方、SDO衛星AIA193では、 南半球のコロナホールの大きい広がりが ちょうど中心線に達しています。 この領域の影響が3日後くらいにやって来ると考えると、 太陽風速度の大きい高まりは、 前周期よりも長くなるかもしれません。 太陽風の磁場強度は、 昨日のニュースの後に20nTに強まり、 以降はゆっくりと低下して、現在は10nTです。 強まっている状態は続いていますが、 値としては一段下がっています。 磁場の南北成分は、 グラフの中盤で南向きに強まっていますが、 その他は0nT付近か北寄りです。 このため、磁気圏活動の強まりは限定的で、 AE指数は、グラフの中盤で1000nTの大きい変化が発生していますが、 その前後は変化が小さくなっています。 一方、速度が大きく高まっているためか、 磁場の南向きの変化は小さいのですが、 AE指数の最後で1000nTの大きい変化が発生しています。 引き続き、高速太陽風の推移や 磁気圏活動の強まりに注目して下さい。 太陽は、穏やかな状態が続いています。 目立ったフレアは、北西の端(右上)で発生した C2.2の小規模フレア程度で、 X線グラフは全体の強度も少し下がっています。 ![]() SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC ![]() ![]() 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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