宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:31)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/19 --- ---
7/18 --- ---
7/17 --- ---

黒点  7/19 (NOAA)
磁場 フレア
2842 5 β ---
2844 1 α ---
2845 6 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:25 378 -2.2
-2 h 385 -0.1
-4 h 388 -0.3
-6 h 394 -0.8
-8 h 381 +1.0
-10 h 382 +1.3
-12 h 389 +0.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 16 -/ -
-2 h 4 -/ -
-4 h 8 -/ -
-6 h 2 -/ -
-8 h 3 -/ -
-10 h 4 -/ -
-12 h 9 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.6 5x10^1
7/19 0.8 3x10^2
7/18 0.7 4x10^2
7/17 0.9 2x10^2
7/16 0.8 2x10^2
7/15 0.7 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 7/14 13:31 太陽風は低速の風が続いています。太陽の向こう側でCMEが発生しています。
2021/ 7/15 12:40 太陽風は低速の状態が続いています。磁場が強まって、磁気圏が活動的になりました。
2021/ 7/16 12:20 太陽風の速度が少し高まりまっています。
2021/ 7/17 09:58 太陽の向こう側でCMEが発生しています。太陽風は平均的な速度です。
2021/ 7/18 10:19 太陽の向こう側でCMEが続いています。太陽風は平均的な状態です。
最新のニュース

2021/ 7/19 12:31 更新
太陽の2844群は緯度の高い珍しい黒点群です。太陽風はやや低速になっています。

担当 篠原

太陽の南東(左下)に見えている2844黒点群は、
南緯43度と高い緯度に発生しています。

NOAA/SWPCの黒点群の報告書を調べると、
40度以上の緯度に黒点群が現れたのは、
2010年11月1日と7日に位置が記録されている
1120黒点群の北緯40〜41度
(その頃の記事。太陽写真の北東(左上)の黒点です)。
2010年5月5〜9日に記録されている
1069黒点群の北緯41〜42度
(その頃の記事。太陽写真の北西(右上)の黒点です)
以来で、およそ11年ぶりの珍しい記録でした。

これは、NOAAが黒点群として報告書に記録した
位置データだけを対象としているので、
この資料に記載されていない黒点の情報は含まれません。
この点はご注意下さい。

さらに遡ると、2001年は、9518群、9523群
(どちらも南緯50度とかなり高い緯度を記録しています)、
2000年は8864群など計5群と、
太陽活動度の高まりの違いによるのか、
かなり数が多くなっています。

今回の2844群は、
今日の可視光写真ではほとんど見えなくなっています。
貴重な黒点群ですので、注目してください。


GOES衛星のX線グラフは、
B9.7とCクラスぎりぎりのフレアが最大で、
これは、南西の端に沈んで行った2843群の領域で発生しています。

北東の端(左上)近くで黒点が新しく発生し、
さらに、北東の端から新しい黒点がこちら側に現れ始めています。
こちらは、小さい活動を起こしている様で、
今後の推移に注目してください。


太陽風は、400km/秒から380km/秒へ、
速度が少し下がっています。
磁場強度は、3〜5nTと平均的な状態です。

磁気圏は静穏で、
AE指数は小規模の変化が1回起きているだけです。

SDO衛星AIA193では、極域以外にコロナホールは見られず、
この後も穏やかな太陽風が続きそうです。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。