宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:27)
今日、C3.7の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏内がやや活動的になっています。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/ 5 01:15 C3.7
5/ 4 --- ---
5/ 3 --- ---

黒点  5/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
1063 3 β ---
1066 3 β ---
1067 3 β ---
1068 2 β ---
1069 9 βγ C4

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:15 592 +0.9
-2 h 594 +1.3
-4 h 602 -0.7
-6 h 612 -1.7
-8 h 616 -0.5
-10 h 622 +1.7
-12 h 628 -1.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:59 -17 -28/ 5
-2 h -20 -31/ 16
-4 h -21 -14/ 9
-6 h -20 -18/ 7
-8 h -18 -19/ 6
-10 h -23 -14/ 8
-12 h -22 -12/ 21

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^4
5/ 5 0.3 5x10^4
5/ 4 0.3 2x10^4
5/ 3 0.4 2x10^3
5/ 2 0.4 1x10^2
5/ 1 0.4 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 4/30 09:08 1063黒点群は消えています。太陽風は穏やかです。コロナホールが太陽の中心線に達したようです。
2010/ 5/ 1 08:30 穏やかな太陽風が続いています。C2の小規模フレアが起きました。
2010/ 5/ 2 08:40 C5.7の小規模フレアが発生しました。太陽風は300km/秒の低速風になっています。
2010/ 5/ 3 10:20 速度650km/秒の高速太陽風が到来しました。磁気圏活動も活発化し、磁気嵐が発生しています。
2010/ 5/ 4 10:10 太陽風の速度は700km/秒にまで上昇しました。オーロラ活動が続き、放射線帯も増加しています。
最新のニュース

2010/ 5/ 5 12:27 更新
高速風は次第に弱まり、600km/秒台を割りました。新しい1069黒点群が、C3.6のフレアを起こしました。

担当 篠原

5月2日より3日間にわたって自動更新が停止し、申し訳ありませんでした。
今日以降は、通常の運用態勢に戻ります。


高速の太陽風が続いています。
速度は、3日から4日にかけて達した700km/秒を最高に、その後はゆっくりと下がり続け、
今朝、600km/秒台を割って、現在は590km/秒です。
下がってきたとは言え、依然、高い速度が続いています。

磁場強度も、だいぶ弱まってきました。
昨日の4nTから、現在は2nTに下がっています。
高速風は、中盤から、後半へと移ってきたようです。

ただし、今回のコロナホールは、東西に長く延びていたため、
最後尾が昨日太陽の中心線を越えたくらいです。
従って、まだ3〜4日程度は高速風が残る可能性があります。
引き続き注意してください。


太陽風磁場の南北成分は、振幅は小さくなったものの、
南寄りの傾向が続いています。
このため、AE指数で300〜500nTくらいの小規模のオーロラ活動が、
現在も連続的に発生しています。

現在、太陽風は速度、磁場強度ともに弱まる傾向にあります。
磁気圏の活動も、規模は次第に小さくなっていくでしょう。


高速風による磁気圏の擾乱が一息ついた頃に影響が強まってくるのが、
放射線帯の高エネルギー電子です。
昨日より一段増加して、10,000の警戒レベルを超えました。
増加の勢いはだいたい止まった様に見えるので、
ここから更に大きく増えることはなさそうです。

一旦増加すると、数日間に渡って高い状態が続きます。
衛星の運用などではしばらく注意が必要でしょう。


太陽の黒点出現ラッシュは続いています。
今日は、北西(右上)に1069黒点群が現れていて、
早速、5日1時(世界時4日16時)に、C3.6の小規模フレアを起こしています。

1069群は、磁場の構造も一段複雑なレベルに分類されていて、
引き続きフレア活動を起こす可能性があります。

その他の黒点は、中心から北東(左上)の1067黒点群が見えるだけの様です。



SOHO EIT195による太陽コロナ。5日12時(世界時5日3時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。北西に、1069黒点群が現れました。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



沖縄の磁場擾乱
下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。