宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 5/ 5 12:27 更新 高速風は次第に弱まり、600km/秒台を割りました。新しい1069黒点群が、C3.6のフレアを起こしました。 担当 篠原 5月2日より3日間にわたって自動更新が停止し、申し訳ありませんでした。 今日以降は、通常の運用態勢に戻ります。 高速の太陽風が続いています。 速度は、3日から4日にかけて達した700km/秒を最高に、その後はゆっくりと下がり続け、 今朝、600km/秒台を割って、現在は590km/秒です。 下がってきたとは言え、依然、高い速度が続いています。 磁場強度も、だいぶ弱まってきました。 昨日の4nTから、現在は2nTに下がっています。 高速風は、中盤から、後半へと移ってきたようです。 ただし、今回のコロナホールは、東西に長く延びていたため、 最後尾が昨日太陽の中心線を越えたくらいです。 従って、まだ3〜4日程度は高速風が残る可能性があります。 引き続き注意してください。 太陽風磁場の南北成分は、振幅は小さくなったものの、 南寄りの傾向が続いています。 このため、AE指数で300〜500nTくらいの小規模のオーロラ活動が、 現在も連続的に発生しています。 現在、太陽風は速度、磁場強度ともに弱まる傾向にあります。 磁気圏の活動も、規模は次第に小さくなっていくでしょう。 高速風による磁気圏の擾乱が一息ついた頃に影響が強まってくるのが、 放射線帯の高エネルギー電子です。 昨日より一段増加して、10,000の警戒レベルを超えました。 増加の勢いはだいたい止まった様に見えるので、 ここから更に大きく増えることはなさそうです。 一旦増加すると、数日間に渡って高い状態が続きます。 衛星の運用などではしばらく注意が必要でしょう。 太陽の黒点出現ラッシュは続いています。 今日は、北西(右上)に1069黒点群が現れていて、 早速、5日1時(世界時4日16時)に、C3.6の小規模フレアを起こしています。 1069群は、磁場の構造も一段複雑なレベルに分類されていて、 引き続きフレア活動を起こす可能性があります。 その他の黒点は、中心から北東(左上)の1067黒点群が見えるだけの様です。 SOHO EIT195による太陽コロナ。5日12時(世界時5日3時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。北西に、1069黒点群が現れました。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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