宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 7/14 13:31 更新 太陽風は低速の風が続いています。太陽の向こう側でCMEが発生しています。 担当 篠原 太陽風は、330km/秒前後と低速の風が続いています。 磁場強度も5nTから3nTへ下がり、やや弱くなっています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真で 南半球に広がっているコロナホールの影響は、 到来しないまま推移しています。 27日周期の図を見ると、 前周期の高速風の到来のタイミング(6月15日)から 2日近く過ぎています。 このまま低速の状態が続くのか、 これから速度の高まりが始まるのか、 引き続き注目してください。 コロナホールの広がりから考えると、 ある程度の影響は来る様に思うのですが。 磁気圏は静穏で、 AE指数は小さい変化が見られる程度です。 太陽は、向こう側で活発な活動が続いています。 昨日もCME(コロナ質量放出)のことを書きましたが、 今朝も規模の大きいCMEが発生しています。 太陽を左斜めから観測しているSTEREO Ahead衛星の COR2による動画を掲載します。 地球側の太陽面では、 2841黒点群は見えなくなり、 南西側(右下)と2842群の左側に新しい黒点が現れています。 X線グラフは、 Bクラスの小さい変化が1回起きているだけです。 太陽の向こう側で発生したCME。STEREO Ahead衛星COR2。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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