宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 7/18 10:19 更新 太陽の向こう側でCMEが続いています。太陽風は平均的な状態です。 担当 篠原 昨日、17日14時(世界時17日5時)頃に、 太陽の向こう側でCME(コロナ質量放出)が発生しました。 SOHO衛星LASCO C2、C3による動画を掲載します。 今回のCMEは、太陽の左側に向かって噴出しているので、 昨日紹介したCMEとは発生地点が異なるのではないかと思います。 STEREO Ahead衛星のEUVI 195で、 左端の少し下側に見え始めた領域かもしれません。 (フレアの頃の画像が欠けているので、はっきりとは分かりません) 一連の活動の勢いが残ったまま、地球側へ回ってくるでしょうか。 現在の太陽面は、 昨日の昼頃から中心部の南側に新しい黒点が現れ、 2845群と番号が付けられています。 また、南東(左下)の2844群の左上にも新しい黒点が現れています。 X線グラフはBクラスの小さい変化が起きている程度です。 太陽風は、400km/秒前後と平均的な速度が続いています。 磁場強度は、4nTから5nTへ少し上がったくらいで、 平均的な状態です。 磁場の南北成分は、比較的北寄りの傾向で、 磁気圏は穏やかです。 SDO衛星AIA193は、 中心部に小さいコロナホールが見える程度で、 太陽風は穏やかな状態が続きそうです。 太陽の向こう側で17日に発生したCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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