宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/10/11 13:11 更新 太陽風が少し強まり、高速風が始まりそうです。新燃岳が6年ぶりに噴火しました。 担当 篠原 宇宙天気の話題ではありませんが、 今朝早く、霧島山の新燃岳が6年ぶりに噴火を起こしました。 鹿児島高専は霧島山の南にあり、 学校の窓から新燃岳を見ることができます。 噴火のニュースに気付いた直後に校舎から撮影した写真を掲載します。 今日は空の透明度が悪く、霞んでしまっていたので、 写真はかなり強調処理をしています。 噴煙が高度300mほどに達し、小規模の噴火が起きたとの報道ですが、 実際に見ると、数字以上の迫力を感じます。 風下側は、かなりの降灰になっているのではないでしょうか。 前回の2011年の噴火の時は、1月27日と、1月28日に、 噴火の様子を紹介しました。 今回も引き続き注意が必要とのことです。 太陽風は、磁場強度が8nTにやや強まり、 速度は400km/秒と平均的な速さに上がっています。 コロナホールの影響が及び始めたのかもしれません。 この後、どこまで高まって行くか、変化に注目して下さい。 太陽風磁場の南北成分は、 磁場強度の強まりとともに南向きに大きく振れるようになり、 -5nTを越える変化が続いています。 太陽風の速度が遅かったので、磁気圏への影響は限定的ですが、 AE指数は、500nT近い変化が続くようになっています。 今後、太陽風が強まると、磁気圏への影響もより大きくなるでしょう。 SDO衛星AIA193では、 コロナホールは太陽の中心線を越えて北極へ向かって伸びています。 これから5日程度にわたって、影響が続きそうです。 太陽は、今日も無黒点です。 X線のグラフも変化はなく、とても穏やかです。 6年ぶりに噴火を起こした霧島山新燃岳。10月11日8時半撮影。 (c) 篠原 学 6年ぶりに噴火を起こした霧島山新燃岳。10月11日8時半撮影。 (c) 篠原 学 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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