宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:11)
今日、M1.4の中規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/28 09:45 M1.4
04:49 C1.5
1/27 20:52 C1.2
1/26 --- ---

黒点  1/28 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:07 320 +2.0
-2 h 308 -3.0
-4 h 313 -0.5
-6 h 299 +2.3
-8 h 296 +0.5
-10 h 299 -1.5
-12 h 297 -0.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -13 -10/ 10
-2 h -11 -20/ 5
-4 h -10 -16/ 5
-6 h -11 -21/ 3
-8 h -13 -24/ 3
-10 h -11 -24/ 3
-12 h -10 -24/ 4

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^1
1/28 0.5 5x10^1
1/27 0.4 1x10^2
1/26 0.3 1x10^2
1/25 0.5 4x10^2
1/24 0.3 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
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太陽風 7日 (ACE)
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太陽放射線 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 1/23 11:18 1149黒点群が発達しています。H2Bの打ち上げの様子を紹介します。
2011/ 1/24 09:25 1149黒点群は落ち着いています。太陽風は速度が下がっています。
2011/ 1/25 12:15 1149黒点群はC1フレアを起こしています。太陽風は低速です。
2011/ 1/26 13:09 太陽風は一段と低速風になっています。太陽も特に活動はありません。
2011/ 1/27 10:53 太陽風の速度は300km/秒を割るほどに下がっています。(霧島山が噴火しました)
最新のニュース

2011/ 1/28 12:11 更新
西に没した1149黒点群でM1の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速です。

担当 篠原

今朝、28日10時(世界時28日1時)に、西の端に沈んだ1149黒点群で、
M1.3の中規模フレアが発生しました。
GOES衛星のX線カメラが、その残りの輝きを捉えています。

没したところで発生したフレアなので、
実際にはこれよりも規模は大きかった可能性があります。
X線のグラフを見ると、昨日のニュースの後より、
1149黒点群は再び活発化していて、
Bクラスの小さなフレアを数回起こした後、C1.2、C1.5と2つの小規模フレアに発達し、
そして今朝のMクラスとなったようです。

これと連動しているのだと思いますが、
SDO衛星のAIA304カメラで、太陽の西端の活発な変動が撮影されています。
SOHO LASCO C2とともに動画にして、2枚目に掲載しています。
SOHO LASCO C2では、CMEがいくつも飛び出しています。
最後のCMEは、M1フレアに関係した噴き上がりかもしれません。

地球から見ると、活動は全て太陽の横で発生しているので、太陽風への影響はありません。


太陽風は、かなり低い速度の穏やかな状態が続いています。
昨日は280km/秒まで下がっていましたが、その後やや上がって、現在は320km/秒です。
だいぶ遅い風であることは変わりません。

磁場強度は、5nTと平均的な強さです。

速度が遅くなり、磁気圏も静穏です。
AE指数はほとんど変化していません。
小さな振れがありますが、それは太陽風磁場が南を向いたことによる影響です。

この後も、穏やかな太陽風が続きます。
SDO AIA193では、東端のコロナホールの姿が少しずつ見やすくなっています。
影響の開始は、6〜7日程度先です。



新燃岳の噴火は、昨日も活発でした。
昼頃まではおとなしめだったのですが、15時過ぎから激しさを増して、
16時頃は、掲載の動画の様な光景でした。

今日の動画は、10秒間隔です。
途中、速度が遅くなるところは1秒間隔です。
鹿児島空港へ着陸する飛行機が画面を横切っています。
飛行機からは絶景でしょうか。

深夜、一時的に風向きが変わったようで、
火山灰が降ってきて、車にうっすらと積もりました。
その時は、風のにおいまで硫黄臭く感じられて、
暗くて見えないだけに不気味でした。

今日は曇り空で、山はよく見えません。



太陽の西端の1149黒点群でM1.3の中規模フレアが発生しました。
(c) NOAA/SWPC


SDO AIA304とSOHO LASCO C2による27日から28にかけての太陽。西端で様々な活動が見えます。
(c) SDO (NASA)、SOHO (ESA & NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


27日午後の霧島山新燃岳の噴火の様子。10秒間隔で撮影した動画です。
(c) 宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。