宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/10/ 7 15:10 更新 太陽風は400km/秒付近の平均的な速度が続いています。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日のニュースの後、 450km/秒くらいに少し高まりましたが、 今朝になると下がり始めて、 現在は400km/秒と平均的な状態に戻っています。 磁場強度は、5〜7nTとやや強まりかけた状態で安定しています。 以前の周期の変化では、 太陽風速度の高まりは既に到来しているタイミングです。 SDO衛星AIA193では、 南西(右下)のコロナホールはほとんど見えなくなっています。 今回は、速度の変化は見られないままに終わりそうです。 一方、太陽の北半球の東側(左上)には、 次のコロナホールが横方向に伸びています。 ちょうど先頭が太陽の中心線に差しかかる頃で、 3日後くらいからこちらの影響が地球に到来しそうです。 現在の磁気圏は、基本的に穏やかな状態が続いています。 AE指数では、時々、300nTの小規模の変化が起きています。 太陽は、2682黒点群が西に沈み、 2683群だけが見えています。 2682群は最後にフレアなどの活動を起こしたようで、 SOHO衛星LASCO C3では、CMEの噴出が観測され、 SDO衛星AIA 171では、 きれいなループプロミネンスが見えています。 SOHO衛星LASCO C3で観測された、太陽の右に噴出するCME。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 2682黒点群付近に発生したループプロミネンス。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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