宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2011/ 1/27 10:53 更新 太陽風の速度は300km/秒を割るほどに下がっています。(霧島山が噴火しました) 担当 篠原 いきなり宇宙天気の話題から外れますが、 昨日、霧島山の新燃岳が大きな噴火を起こしました。 鹿児島高専は南に20kmほどの距離にあり、霧島連山を間近に見ることができます。 昨日の17時前くらいに、授業を終えて廊下に出たところ、 眼前に下の動画の様な景色が広がっていたのです。 新燃岳は、数カ月前くらいから頻繁に白煙を上げるようになっていました。 太陽で言えば、Bクラスの小さなフレアが頻発している様な感じでしょうか。 普通ならそれでも驚くところですが、鹿児島は違います。 反対側の同じくらいの距離で、 桜島が毎日のようにCクラスのフレアを起こしているのです。 ふたつの噴火活動を見比べ、霧島の噴火もかわいくていいね、 などと油断していたら、いきなりMクラスの中規模フレアを起こされた気分です。 15秒間隔で撮影した動画を掲載します。 風が強く、レリーズも無いまま撮影したので、画面がぶれてしまいました。 新燃岳は今日も、C5くらいの小規模フレアの中くらいの噴煙を上げ続けています。 この先、どう展開していくのか・・・ 宇宙天気で扱う話題ではありませんが、また機会があれば紹介しましょう。 (MクラスやCクラスなどのたとえは、私の主観的な表現で、 何の根拠も基準もありませんので、ご了解下さい) 太陽風の速度は、300km/秒を割りつつあります。 現在は、280km/秒に近く、かなり遅い状態になりました。 磁場強度は、4nTとやや弱めで推移しています。 磁場の南北成分は、南寄りの傾向が続いていて、 AE指数を見ると、小さな振幅ですが、オーロラの活動が時々発生しています。 速度が大きく下がっていることを考えると、このくらいのものでしょう。 低速の太陽風は、この後、1週間くらいの期間続くでしょう。 その後、高速の太陽風が回帰してきます。 発生源のコロナホールの先頭部分が、 SDO衛星のAIA193の太陽コロナ写真の東端(左端)に見えつつあります。 太陽では、西に没しつつある1149黒点群で、 Bクラスの小さな変動が度々発生しています。 1149群は、活動度としては少し強まっている様です。 しかし、地球からはもうすぐ見えなくなります。 1月26日午後に霧島山の新燃岳が大きな噴火を起こしました。15秒間隔で撮影した動画です。 (c) 宇宙天気ニュース 1月26日午後に霧島山の新燃岳が大きな噴火を起こしました。15秒間隔で撮影した動画です。 (c) 宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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