宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:53)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/27 --- ---
1/26 --- ---
1/25 --- ---

黒点  1/27 (NOAA)
磁場 フレア
1147 1 α ---
1149 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:47 287 +0.1
-2 h 294 -1.8
-4 h 300 +0.9
-6 h 316 -3.0
-8 h 329 -2.1
-10 h 298 +0.0
-12 h 302 -1.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -13 -10/ 11
-2 h -13 -19/ 5
-4 h -15 -13/ 7
-6 h -11 -15/ 6
-8 h -12 -21/ 5
-10 h -13 -20/ 5
-12 h -13 -18/ 4

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 6x10^1
1/27 0.3 1x10^2
1/26 0.3 1x10^2
1/25 0.5 4x10^2
1/24 0.3 3x10^2
1/23 0.4 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 1/22 11:10 1149黒点群が発生し、Cクラスの小規模フレアを多発しています。
2011/ 1/23 11:18 1149黒点群が発達しています。H2Bの打ち上げの様子を紹介します。
2011/ 1/24 09:25 1149黒点群は落ち着いています。太陽風は速度が下がっています。
2011/ 1/25 12:15 1149黒点群はC1フレアを起こしています。太陽風は低速です。
2011/ 1/26 13:09 太陽風は一段と低速風になっています。太陽も特に活動はありません。
最新のニュース

2011/ 1/27 10:53 更新
太陽風の速度は300km/秒を割るほどに下がっています。(霧島山が噴火しました)

担当 篠原

いきなり宇宙天気の話題から外れますが、
昨日、霧島山の新燃岳が大きな噴火を起こしました。
鹿児島高専は南に20kmほどの距離にあり、霧島連山を間近に見ることができます。
昨日の17時前くらいに、授業を終えて廊下に出たところ、
眼前に下の動画の様な景色が広がっていたのです。

新燃岳は、数カ月前くらいから頻繁に白煙を上げるようになっていました。
太陽で言えば、Bクラスの小さなフレアが頻発している様な感じでしょうか。
普通ならそれでも驚くところですが、鹿児島は違います。
反対側の同じくらいの距離で、
桜島が毎日のようにCクラスのフレアを起こしているのです。

ふたつの噴火活動を見比べ、霧島の噴火もかわいくていいね、
などと油断していたら、いきなりMクラスの中規模フレアを起こされた気分です。

15秒間隔で撮影した動画を掲載します。
風が強く、レリーズも無いまま撮影したので、画面がぶれてしまいました。
新燃岳は今日も、C5くらいの小規模フレアの中くらいの噴煙を上げ続けています。
この先、どう展開していくのか・・・
宇宙天気で扱う話題ではありませんが、また機会があれば紹介しましょう。

(MクラスやCクラスなどのたとえは、私の主観的な表現で、
何の根拠も基準もありませんので、ご了解下さい)



太陽風の速度は、300km/秒を割りつつあります。
現在は、280km/秒に近く、かなり遅い状態になりました。
磁場強度は、4nTとやや弱めで推移しています。

磁場の南北成分は、南寄りの傾向が続いていて、
AE指数を見ると、小さな振幅ですが、オーロラの活動が時々発生しています。
速度が大きく下がっていることを考えると、このくらいのものでしょう。


低速の太陽風は、この後、1週間くらいの期間続くでしょう。
その後、高速の太陽風が回帰してきます。
発生源のコロナホールの先頭部分が、
SDO衛星のAIA193の太陽コロナ写真の東端(左端)に見えつつあります。


太陽では、西に没しつつある1149黒点群で、
Bクラスの小さな変動が度々発生しています。
1149群は、活動度としては少し強まっている様です。

しかし、地球からはもうすぐ見えなくなります。



1月26日午後に霧島山の新燃岳が大きな噴火を起こしました。15秒間隔で撮影した動画です。
(c) 宇宙天気ニュース


1月26日午後に霧島山の新燃岳が大きな噴火を起こしました。15秒間隔で撮影した動画です。
(c) 宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。