宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/10/ 6 12:56 更新 太陽風は平均的な速度が続いています。アイスランドのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 昨日に続き、高坂雄一さんより、 10月4日の夜にアイスランドで撮影された、 オーロラの写真をいただきました。 昨日の4枚目と同じ、 南部スコゥガル (Skógar) の スコゥガフォス滝 (Skógafoss Waterfall)の撮影です。 高坂さんによると、この夜もオーロラは弱かったそうですが、 仲秋の名月に照らされて、 オーロラと滝と月虹の見事な共演となっています。 2枚目の写真では、外側に2本目の虹も見えています。 今日の写真では分かりにくいですが、昨日の写真を見ると、 これらの写真は北を向いて撮影されています。 すると、月は南中に近い位置にあるはずですが、 日本では月の高度が高くなるため、 北向きにこの高さで虹ができることはないと思います。 北に向かってこの高さで虹が見えているのは、 ここが高緯度で、南中の月の高度が低くなっているためでしょう。 宇宙天気とは離れてしまいますが、 昨日の虹の写真を眺めながら、こんなことを考えていました。 興味深い写真をありがとうございます。 太陽風は、磁場強度が8〜9nT程度に強まりましたが、 速度は特に高まらず、400km/秒付近を保っています。 SDO衛星AIA193では、 南半球のコロナホールは西の端に近づいています。 影響は来ないままになるのでしょうか。 磁場の南北成分は、 今日に入った頃から南向きへの変化が目立っています。 磁気圏の活動はやや高まっていて、 AE指数は300〜500nTの小規模の変化が起きています。 太陽では、2683黒点群でC1.0の小規模フレアが発生し、 その他にBクラスの小さいフレアも発生しています。 黒点群は太陽の西の端に近づいていて、 2〜3日程度で見えなくなりそうです。 アイスランド南部のスコゥガルで10月4日夜に撮影されたオーロラと月虹。 (c) 高坂雄一氏 アイスランド南部のスコゥガルで10月4日夜に撮影されたオーロラと月虹。 (c) 高坂雄一氏 アイスランド南部のスコゥガルで10月4日夜に撮影されたオーロラと月虹。 (c) 高坂雄一氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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