宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:36)
今日、C2.4の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/30 02:58 C2.4
6/29 23:42 C2.3
18:59 C1.5
09:26 C2.2
02:07 C2.0
6/28 --- ---

黒点  6/30 (NOAA)
磁場 フレア
2373 4 β C2
2374 1 α ---
2375 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:26 375 +2.0
-2 h 389 +1.6
-4 h 379 +2.3
-6 h 394 +1.8
-8 h 386 +2.1
-10 h 403 +3.6
-12 h 387 +2.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -9 -/ -
-2 h -8 -/ -
-4 h -9 -/ -
-6 h -9 -/ -
-8 h -9 -/ -
-10 h -10 -/ -
-12 h -14 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 1.2 1x10^4
6/30 2.7 2x10^4
6/29 7.9 2x10^4
6/28 8.4 1x10^4
6/27 22.4 1x10^4
6/26 16.3 5x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 6/25 12:59 次の太陽風の乱れが到来しました。磁場は北寄りになり、磁気圏の乱れは強まりませんでした。
2015/ 6/26 13:35 M7.9の中規模フレアが発生しました。太陽風の乱れは地球にも到来しそうです。
2015/ 6/27 19:15 太陽風が850km/秒とかなり高い速度まで上昇しました。磁気圏は比較的穏やかです。
2015/ 6/28 12:46 高速太陽風は終わりつつある様です。2371黒点群は没しようとしています。
2015/ 6/29 11:03 太陽風は平均的な速度に下がりました。22〜25日のニュージーランドのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2015/ 6/30 12:36 更新
太陽風の速度は400km/秒を割って、やや低速です。磁気圏も穏やかです。

担当 篠原

太陽風の速度は、420km/秒から380km/秒へ少し下がり、
やや低速になっています。
磁場強度は、6nT付近で安定しています。

磁場の南北成分は、グラフの初めに南向きの変化がありますが、
以降は、北寄りに推移しています。
このため、オーロラの活動度を示すAE指数は、
初めに1つ山がある程度で、その他はほとんど変化がありません。


SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真の南東(左下)には、
コロナホールが見えています。
このコロナホールは、3ヶ月前からほとんど同じ位置に見えています。
1枚目の図で、27日周期の過去3周期分と、
今日のAIA193の写真を比較します。

ほとんど同じ位置に見え続けていることがよく分かります。
前回、27日前の写真では、少し小さくなっていたのですが、
今回は元の広さに戻っている様です。

このコロナホールにより、高速の太陽風が繰り返し到来しています。
2枚目の図は、27日周期の太陽風速度の変化です。
4月15日、5月12日、6月8日にそれぞれ高速風が始まっています。
いずれも、600〜700km/秒とかなり高い速度まで上がっています。

今回も同様に高速風が回帰してくると考えると、
7月5日前後となりそうです。

過去3回の高速風では、オーロラの活動が強まっていました。
(オーロラ紹介の記事、4月17日5月14日13日6月9日11日をどうぞ。)
今回はどうなるでしょうか。


太陽は、2373黒点群の奥が見える様になり、
南半球にも2375黒点群が現れています。

2373黒点群では、C1〜2の小さいフレアが5回発生していて、
やや活動的な様子も見えています。



左から、3周期(81日)前、2周期(54日)前、1周期(27日)前、今日の太陽コロナの様子。SDO衛星AIA193。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


27日周期で比較した太陽風速度の変化。
(c) ACE (NOAA/SWPC)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。