宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2015/ 6/28 12:46 更新 高速太陽風は終わりつつある様です。2371黒点群は没しようとしています。 担当 篠原 850km/秒に高まった太陽風の速度は、 昨夜から今朝にかけて次第に下がり、 28日4時(世界時27日19時)には、 500km/秒と普通の高速風程度の速さに戻りました。 ACEのグラフでは、 最後のところで450km/秒に下がりかけています。 このまま高速風は終わりに向かうのかもしれません。 太陽風の磁場強度は、 今朝までは10nT近くまで強まる変化も見られましたが、 以降は、5〜6nTと平均的な状態に下がっています。 磁場の南北成分は、 0nT付近から、北に寄ったり、南に寄ったりと、 時々変化をしています。 この南を向いたタイミングで、 AE指数に500nT前後の変化が起きています。 太陽風の高まりは終わりつつあるので、 磁気圏も大きく変化することはないでしょう。 様々な擾乱を起こした2371黒点群も、 太陽の西の端に隠れようとしています。 掲載の可視光写真では、既に半分は見えなくなっています。 フレアも、C1.4と小さいものを1回起こしただけで、 すっかり落ち着いてしまいました。 太陽では、東端から新しい黒点が顔を出しています。 2371群が隠れても、無黒点にはならない様です。 西の端に沈みつつある2371黒点群。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |