宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:59)
今日、C5.6の小規模フレアが発生しました。
また、M5.6の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線はやや強くなっています。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/25 00:11 C5.6
6/24 --- ---
6/23 21:00 C1.9
02:20 M5.6

黒点  6/25 (NOAA)
磁場 フレア
2371 29 βγ M7

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:48 596 +3.3
-2 h 627 +7.2
-4 h 611 +0.2
-6 h 633 +1.8
-8 h 686 +2.0
-10 h 716 +2.4
-12 h 706 +2.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -15 -/ -
-2 h -24 -/ -
-4 h -25 -/ -
-6 h -29 -/ -
-8 h -36 -/ -
-10 h -43 -/ -
-12 h -53 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 2.8 3x10^4
6/25 6.4 6x10^4
6/24 32.0 3x10^4
6/23 1070.0 4x10^3
6/22 278.0 4x10^3
6/21 3.0 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 6/20 10:31 M3.0フレアのCMEに続いて、もうひとつCMEが噴出しています。
2015/ 6/21 09:37 M1.0のフレアが発生しています。太陽風は更に低速になっています。
2015/ 6/22 10:39 Mクラスフレアが4回発生しました。地球方向にCMEも飛び出しています。
2015/ 6/23 12:12 太陽風の乱れが到来して、速度700km/秒、磁場強度40nTに強まりました。また、M6.5のフレアが発生しています。
2015/ 6/24 12:11 磁気嵐は更に激しく発達しました。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2015/ 6/25 12:59 更新
次の太陽風の乱れが到来しました。磁場は北寄りになり、磁気圏の乱れは強まりませんでした。

担当 篠原

M6.5のフレアによる太陽風の乱れは、
昨夜、24日22時(世界時24日13時)にやって来ました。
太陽風の速度は、600km/秒から700〜750km/秒に高まり、
磁場強度も、5nTから10nTを越える程度に強まっています。

速度の高まりは、前の乱れと同じくらいですが、
磁場強度の変化は、40nTまで強まった前回と比べると、
今回は並の変化と言えそうです。

しかも、磁場の南北成分は、北寄りに推移しています。
このため、磁気圏の活動は特に高まらず、
AE指数は、むしろこの擾乱到来後は静かになっています。

磁気嵐を示すDst指数も、更に変化が弱まって、
平常値(0nT付近)に戻りかけています。


現在の太陽風速度は、少し下がって600km/秒です。
磁場強度も7nTと平均的な値に戻りつつあり、
太陽風の乱れは、ゆっくりと終わりに向かっている様です。


2371黒点群の活動も、弱まりつつある様です。
25日0時(世界時24日15時)に、
C5.6の小規模フレアを起こしましたが、
この他は、C1の小さいフレアを数回起こした程度です。

SDO衛星による黒点の拡大写真を掲載しますが、
これまでの迫力はなくなっています。

一方、太陽面には、この他に黒点の姿はなく、
東端も穏やかなので、
2371群の活動の弱まりとともに、太陽も穏やかになりそうです。


太陽風擾乱の影響を受けて、
放射線帯の高エネルギー電子が大きく増加しています。
GOES15(青線)は、10,000を大きく超えて、
50,000に達している様です。



Dst指数は、平常値に戻りつつあります。
(c) 京都大学WDC


2371黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。