宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (19:15)
昨日、C1.7の小規模フレアが発生しています。
太陽風が非常に高速です。
磁気圏は静かです。
太陽放射線が強くなっています。放射線帯電子も強くなっています。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/27 --- ---
6/26 15:01 C1.7
6/25 17:02 M7.9
00:11 C5.6

黒点  6/27 (NOAA)
磁場 フレア
2371 18 βγ M8

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
19:06 716 -1.2
-2 h 698 -1.9
-4 h 800 +1.3
-6 h 567 +5.3
-8 h 467 +0.6
-10 h 471 -2.1
-12 h 461 -0.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
19:30 -21 -/ -
-2 h -18 -/ -
-4 h -12 -/ -
-6 h -16 -/ -
-8 h -17 -/ -
-10 h -18 -/ -
-12 h -19 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 8.6 3x10^3
6/27 22.4 1x10^4
6/26 16.3 5x10^3
6/25 6.4 6x10^4
6/24 32.0 3x10^4
6/23 1070.0 4x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 6/22 10:39 Mクラスフレアが4回発生しました。地球方向にCMEも飛び出しています。
2015/ 6/23 12:12 太陽風の乱れが到来して、速度700km/秒、磁場強度40nTに強まりました。また、M6.5のフレアが発生しています。
2015/ 6/24 12:11 磁気嵐は更に激しく発達しました。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2015/ 6/25 12:59 次の太陽風の乱れが到来しました。磁場は北寄りになり、磁気圏の乱れは強まりませんでした。
2015/ 6/26 13:35 M7.9の中規模フレアが発生しました。太陽風の乱れは地球にも到来しそうです。
最新のニュース

2015/ 6/27 19:15 更新
太陽風が850km/秒とかなり高い速度まで上昇しました。磁気圏は比較的穏やかです。

担当 篠原

27日13時半(世界時27日2時半)に、太陽風の乱れが到来して、
磁場強度は13nTヘ強まり、
速度は850km/秒とかなり高い速度に変化しました。
25日に発生したM7.9フレアに関係する太陽風の擾乱だと思われますが、
2日かからずに地球に達しています。

ACE衛星のグラフを見ると、
今回は、初めに磁場強度の急な上昇が到来して、
5nTから12nTへ一気に変化しています。
一方、速度の変化はその1時間後くらいから始まり、
少しゆっくりと、3時間ほどかけて、
500km/秒から850km/秒へ上昇しています。

太陽風の速度が850km/秒まで高まったのは久しぶりで、
ざっと見たところ、2014年1月13日以来の様です。

太陽風磁場の南北成分は、初めは北向きに強まり、
以降は0nT付近です。
このため、磁気圏の活動は特に高まらず、
AE指数は小規模の変化が起きている程度です。


擾乱の到来から7時間ほど経過した現在、
太陽風の速度は、700km/秒に下がりましたが、
依然、かなり高い速度です。
磁場強度は7nTに下がり、平均的な値に戻りつつあります。


2371黒点群は、26日15時(世界時26日6時)前後に、
C1の小さいフレアを3回起こしただけで、
以降は静かになっています。

太陽の西端に近づいていて、明日くらいで見えなくなりそうです。




今日は学校の用事で更新がすっかり遅くなってしまいました。
高速風が早くも到来して、興味深い一日でしたが、
お知らせするのが夜になってしまい、申し訳ありませんでした。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。