宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2015/ 6/11 14:01 更新 600km/秒の高速太陽風が続いています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 ニュージーランド南島のダニーデンの中村太一さんより、 8日夜に撮影された素敵なオーロラ写真をいただきました。 太陽風が強まって、磁場が大きく南を向き、 小規模の磁気嵐が発生した頃のオーロラで、 9日のカナダの高坂さんの写真と同じ夜の南半球の空です。 ダニーデンの海沿いで撮影したとのことです。 1枚目は縦の筋が一番高く伸びていた頃だそうで、 赤と緑のオーロラが、雲と重なって独特の美しさになっています。 2枚目は銀河に沿う様に赤いオーロラが伸びています。 本当に見事です。 そして、3枚目はアシカが一緒に写っています。 南島はアシカやセイウチが多いそうですが、 これほど人懐っこいのは希だそうです。 頭上の大小のマゼラン雲も見事です。 とても素晴らしいオーロラの写真をどうもありがとうございます。 中村さんからは、タイムラプスの動画ファイルもいただきました。 ページに貼るのは難しいので、こちらにリンクを掲載します。 とても美しい光景です。どうぞご覧下さい。 動画1 動画2 太陽風は、速度はまだ下がらず、 600km/秒と高い速度が続いています。 磁場強度は、4nTへわずかに下がっています。 磁場の南北成分は、0nTを挟んで南北に小さく変化しています。 このため、磁気圏の活動も高まった状態が続いていて、 AE指数は、500nT前後の小・中規模の活動が続いています。 600km/秒台の高速風は、3日目に入っています。 下がり始めるのは近いと思いますが、 今回はどこまで続くのか、注目してください。 太陽は、昨日のC6.0以降、 C1〜2の小さいフレアが7回ほど発生し、 先ほど、11日11時半(世界時11日2時半)に、 西の2360黒点群で、C4.6のフレアが発生しました。 激しい活動ではありませんが、活発さをやや取り戻しています。 放射線帯の高エネルギー電子は、更に増加して、 10,000のラインを越えています。 高速の太陽風が続いているので、更に高まるかもしれません。 (c) 中村太一氏 ニュージーランド南島のダニーデンで、中村太一さんにより8日の夜に撮影されたオーロラ。 (c) 中村太一氏 ニュージーランド南島のダニーデンで、中村太一さんにより8日の夜に撮影されたオーロラ。 (c) 中村太一氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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