宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2021/ 8/ 7 12:31 更新 太陽風磁場の強まりが到来して、磁気圏の活動を高めています。 担当 篠原 太陽風は、310km/秒前後の低速の風が続いていますが、 昨夜、6日21時(世界時6日12時)頃から磁場強度が強まり始め、 5nTと平均的な状態から、今朝には10nTに達しました。 それとともに磁場の南北成分は南向きに振れる様になり、 最大で -9nTに達して、現在も南向きの状態です。 8月1日のニュースで紹介した フィラメント噴出による磁場の強まりが 到来したのかもしれません。 太陽風が300km/秒近い低速の状態なので、 発生から到来まで6日ほどかかった様です。 磁場が南向きに強まった影響で、 AE指数は、500〜800nTの中規模の変化が 半日にわたって続いています。 現在の太陽風は、今朝以降、 磁場強度はゆっくりと下がっています。 乱れは終わりに近付いている様です。 この後、SDO衛星AIA193で見えている コロナホールの影響が見られるでしょうか。 引き続き、太陽風の変化に注目してください。 太陽は、黒点が見えなくなり、無黒点になっています。 太陽の北東からは活動的な領域がこちらに現れかけていて、 太陽の可視光写真では白斑が見えています。 黒点は現れるでしょうか。 SDO衛星AIA131の動画を見ると、 特に活発という様子はありません。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |