宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:03)
太陽フレアは静かです。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/ 4 --- ---
8/ 3 --- ---
8/ 2 --- ---

黒点  8/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
2850 5 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:45 330 -3.3
-2 h 317 -4.8
-4 h 320 -4.3
-6 h 324 -4.7
-8 h 332 -3.9
-10 h - -
-12 h - -

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
08:30 -31 -/ -
-2 h -29 -/ -
-4 h -30 -/ -
-6 h -24 -/ -
-8 h -18 -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 8x10^1
8/ 4 0.7 3x10^2
8/ 3 0.6 4x10^2
8/ 2 0.7 6x10^2
8/ 1 0.7 4x10^2
7/31 0.7 8x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
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AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 7/30 12:23 太陽風の速度は下がり始めています。太陽は無黒点です。
2021/ 7/31 12:48 太陽風はやや高速の状態が続いています。小さい黒点が現れています。
2021/ 8/ 1 13:25 太陽風は平均的な速度に戻っています。太陽でフィラメント噴出が発生しました。
2021/ 8/ 2 13:37 太陽風はやや低速になり、磁気圏も穏やかです。
2021/ 8/ 3 14:05 太陽風の磁場の強まりが到来して、磁気圏の活動を高めています。
最新のニュース

2021/ 8/ 4 13:03 更新
太陽風磁場の強まりが少し残っています。7月の黒点相対数は 34.4 でした。

担当 篠原

WDC-SILSOより、
7月の黒点相対数は、34.4 と発表されました。
第25期としてはこれまで最高だった
昨年11月の34.5に、ほぼ並ぶ数値です。

1枚目の図を見ると、
11月の高まりが突発的な増加だったのに対し、
今回の値は、長期的な上昇傾向に沿った値となっています。

11年前の第24期の立ち上がり(2009年)以降の変化と比べると、
新しい周期が始まって1年半で30に達するという増え方は、
ほぼ同じになっています。
今後も同様に推移するのであれば、
来年の初めには、月平均値は50を超えているかもしれません。



今日の太陽は、南西の2850黒点群と、
東端(左端)に新しい黒点が現れています。

X線グラフは、一番最後にB5.9の小さいフレアが見えています。
2850群で発生しています。


太陽風は、磁場強度が8nTから6nTへゆっくり下がり、
南北成分は、-3〜 -5nTの南向きの状態がずっと続いています。
昨日紹介した乱れの影響が残っているのかもしれません。

速度は、350km/秒から310km/秒へ下がり、
より低速になっています。

磁場の南向きが続いているため、
磁気圏の活動はある程度高まっていて、
AE指数は、300〜700nTの小中規模の変化が続いています。
速度が下がっているので、乱れの規模は限定的です。

SDO衛星AIA193では、
太陽の北半球側と南半球側
それぞれにコロナホールが見えています。
2〜3日後くらいから影響が始まるかもしれません。



太陽黒点相対数の長期変化。7月の黒点相対数は 34.4 でした。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


1970年以降の月毎の無黒点日の日数。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。