宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2021/ 8/ 4 13:03 更新 太陽風磁場の強まりが少し残っています。7月の黒点相対数は 34.4 でした。 担当 篠原 WDC-SILSOより、 7月の黒点相対数は、34.4 と発表されました。 第25期としてはこれまで最高だった 昨年11月の34.5に、ほぼ並ぶ数値です。 1枚目の図を見ると、 11月の高まりが突発的な増加だったのに対し、 今回の値は、長期的な上昇傾向に沿った値となっています。 11年前の第24期の立ち上がり(2009年)以降の変化と比べると、 新しい周期が始まって1年半で30に達するという増え方は、 ほぼ同じになっています。 今後も同様に推移するのであれば、 来年の初めには、月平均値は50を超えているかもしれません。 今日の太陽は、南西の2850黒点群と、 東端(左端)に新しい黒点が現れています。 X線グラフは、一番最後にB5.9の小さいフレアが見えています。 2850群で発生しています。 太陽風は、磁場強度が8nTから6nTへゆっくり下がり、 南北成分は、-3〜 -5nTの南向きの状態がずっと続いています。 昨日紹介した乱れの影響が残っているのかもしれません。 速度は、350km/秒から310km/秒へ下がり、 より低速になっています。 磁場の南向きが続いているため、 磁気圏の活動はある程度高まっていて、 AE指数は、300〜700nTの小中規模の変化が続いています。 速度が下がっているので、乱れの規模は限定的です。 SDO衛星AIA193では、 太陽の北半球側と南半球側 それぞれにコロナホールが見えています。 2〜3日後くらいから影響が始まるかもしれません。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の月毎の無黒点日の日数。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |