宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 8/ 1 13:25 更新 太陽風は平均的な速度に戻っています。太陽でフィラメント噴出が発生しました。 担当 篠原 太陽風の速度は480km/秒から410km/秒へ下がり、 平均的な速度に戻っています。 27日周期の図を見ると、 太陽風速度の高まりは、今回もおよそ3日で終わっています。 太陽風の磁場強度は、2〜4nTとやや弱い状態です。 南北成分の変化は小さくなっていますが、 グラフの中盤が弱い南向きで推移しているためか、 AE指数では、 200nTくらいの小さい変化が次々と発生しています。 その後は変化がなくなり、現在の磁気圏は穏やかです。 SDO衛星AIA193は、中心部はコロナホールはありませんが、 南東の端近く(左下)にはコロナホールがある様です。 今後、次第に見えてくるでしょう。 27日周期の図のの前周期の太陽風を見ると、 7月4日以降、低速の風が続いています。 今回も同様の推移になりそうです。 今日未明、1日1時(世界時7月31日16時)頃、 X線グラフにB2.4の小さい変化が発生しています。 SDO衛星AIA193の動画を掲載します。 太陽の南西側(右下)でフィラメント噴出が発生した様です。 SOHO衛星LASCO C2では、 CME(コロナ質量放出)が観測されています。 太陽の右下に向かってガスが飛び出しています。 規模が小さいことと、地球に対して斜め方向に噴出しているので、 影響はなさそうです。 太陽面では、北西に昨日も見えていた小さい黒点と、 南半球に小さい黒点が発生しています。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の右下に噴出するCME。SOHO衛星LASCO C2。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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