宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2020/ 4/ 9 11:50 更新 太陽風はやや高速になっています。磁気圏の活動もやや高まりました。 担当 篠原 昨日のニュース以降も太陽風の速度はゆっくりと上昇して、 今朝早くに500km/秒に達しました。 その後は一段下がって、現在は450km/秒とやや高速の状態です。 磁場強度は、速度が上昇している頃は 10nT程度に高まっていましたが、 最高速度に達する少し前に下がり始め、 現在は5nTと平均的な値に戻っています。 磁場が強まっていた頃、 南北成分は南を向いたり、北を向いたり 変化を繰り返していました。 この影響で磁気圏の活動もやや高まった状態が続き、 AE指数は500nTの変化が半日ほど続いています。 太陽風のグラフの後半では、 南北成分は変化が小さくなっています。 このため、磁気圏の活動も現在は落ち着いていて、 AE指数の変化は見られなくなっています。 太陽風の高まりは、この後どの様に推移するでしょうか。 SDO衛星AIA193で南半球に見えている コロナホールの影響にも注目してください。 太陽は無黒点です。 南東の端近く(左下)に小さい活動的な領域が発生して、 SDO衛星AIA193で明るく光っています。 更に発達するでしょうか。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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