宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 4/ 6 13:52 更新 3月の黒点数は 1.5 でした。太陽風はやや低速になり、磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 WDC-SILSOより、 3月の黒点相対数の月平均値は、 1.5 と発表されました。 3月の太陽は、8〜9日頃に2758群が南半球に現れ、 30〜31日頃に2759群が北半球に現れています。 また、群番号は付きませんでしたが、 18日にも小さい黒点が北半球に現れています(3月19日の記事参照)。 1か月間ほとんど無黒点だった2月に比べると、 黒点の出現は増えていますが、 まだまだ活動の低い状態が続いています。 無黒点の日数も、26日と多い状態です。 昨年の6月以降は、今年の1月に無黒点日の少ない月があったものの、 それ以外はずっと26日以上を記録しています。 第25活動周期の特徴を持つ黒点は現れていますが、 新しい活動周期の本格的な立ち上がりは、まだ迎えていません。 今日の太陽も無黒点です。 X線グラフも変化はなく、穏やかです。 太陽風は、速度が380km/秒へ下がり、やや低速になっています。 磁場強度も、2〜3nTと弱くなっています。 磁場の南北成分は、0nT付近でほとんど変化しなくなっています。 磁気圏も静かになっていて、 AE指数は小さい変化が見られる程度です。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の月毎の無黒点日の日数。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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