宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 4/ 8 11:38 更新 太陽風の磁場がやや強まっています。速度は低速です。太陽は穏やかです。 担当 篠原 今日に入った頃から太陽風の磁場強度が少しずつ高まり、 現在は、10nT近くまで強まっています。 速度は、300km/秒の低速の状態で安定していましたが、 グラフの最後で350km/秒へ少し上がっています。 まだ低速の状態です。 この後、太陽風の速度はさらに高まるかもしれません。 引き続き注目してください。 SDO衛星AIA193では、 太陽の中央部の南側にコロナホールが見えています。 3日後くらいからは、この領域の影響も始まるかもしれません。 太陽風磁場の南北成分は、磁場が強まり始めた後は、 南向きの変化が目立っています。 速度が遅いため、AE指数の変化は400nTと小規模に留まっていますが、 グラフの最後では、磁場は -10nT近くまで南向きに強まっていて、 今後、磁気圏の活動が高まる可能性があります。 太陽は、昨日のニュース以降はX線グラフの変化はなくなり、 穏やかな状態に戻っています。 黒点もありません。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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