宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2017/ 4/ 6 13:27 更新 太陽風が高速風になっています。磁気圏は穏やかです。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 昨日に続いて、ニュージーランドの中村太一さんよりいただいた オーロラの写真を紹介します。 撮影は、先週の初め、3月27日に始まった高速太陽風の到来直後です。 中村さんによると、今年一番大きいオーロラだったとのことで、 この日のオーロラは非常に強い光を放っていて、 夜通し、朝日の影響が出るまでカーテン状に揺れていたそうです。 撮影された頃の太陽風は、速度が550km/秒に上がり、 磁場強度も10nTに強まっていて、 -5nTを超える南向きの変化が到来していました。 撮影時刻のAE指数は、600nTと中規模の変化ですが、 その前後には、1000〜1500nTの激しい変化も発生していて、 とても活動的な状態だったことが分かります。 3枚目の写真には、3月1日の記事で紹介した、 緑のオーロラの縦縞模様「ピケットフェンス」が淡く写っています。 3月28日の記事では、アラスカの動画を紹介しました。 見比べるととても興味深く感じます。 どうもありがとうございます。 太陽風は、今日に入った頃から速度が上がり、 今朝から490km/秒と高速の風に変わっています。 磁場強度も、速度が高まる頃に10nTに強まりましたが 現在は6nTと平均的な状態に戻っています。 前周期に続いていた高速風の影響が、 ある程度残っていたのかもしれません。 太陽風磁場の南北成分は、北寄りに推移しています。 このため、磁気圏は基本的に穏やかですが、 AE指数は、突発的に500nTの変化が3回ほど起きています。 太陽の活動は、だいぶ落ち着いてきて、 2645黒点群でC1の小さいフレアが2回起きただけです。 2645群は、これから西の端に沈んで行きます。 (c) 中村太一氏 ニュージーランド南島ダニーデンで、現地3月28日1時37分(世界時27日12時37分)に撮影されたオーロラ。 (c) 中村太一氏 ニュージーランド南島ダニーデンで、現地3月28日1時51分(世界時27日12時51分)に撮影されたオーロラ。 (c) 中村太一氏 ニュージーランド南島ダニーデンで、現地3月28日2時2分(世界時27日13時2分)に撮影されたオーロラ。 (c) 中村太一氏 世界時4月5日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC 世界時4月6日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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