宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:37)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏の最新データがありません。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/ 1 --- ---
2/28 --- ---
2/27 --- ---

黒点  3/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
2638 1 α ---
2640 2 α ---
2641 6 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:25 398 +0.9
-2 h 388 -2.7
-4 h 396 -2.9
-6 h 399 -0.7
-8 h 392 -1.4
-10 h 399 -2.8
-12 h 406 -2.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^1
3/ 1 0.4 2x10^2
2/28 0.5 1x10^3
2/27 0.5 2x10^3
2/26 0.4 2x10^3
2/25 0.4 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2017/ 2/24 08:12 高速の太陽風が到来し、速度は600km/秒まで高まっています。
2017/ 2/25 09:44 高速の太陽風が続き、磁気圏の活動も高まっています。
2017/ 2/26 09:32 高速の太陽風は終わりに近付き、磁気圏も穏やかになっています。
2017/ 2/27 10:10 太陽風の速度は380km/秒に下がり、やや低速になっています。
2017/ 2/28 12:51 新しい黒点が出現し、Bクラスの小さいフレアが増えています。
最新のニュース

2017/ 3/ 1 13:37 更新
太陽風の速度は平均的な状態です。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

ニュージーランド・ダニーデンの中村太一さんより、
先週の後半、2月23〜24日と24〜25日の夜に撮影された
オーロラの写真をいただきました。

高速太陽風の領域がやって来て、
太陽風の速度が500km/秒を超えた頃に見られた活動です。
オーロラの活動度を示すAE指数は、
1〜2枚目の頃は、300nTと小規模でしたが、
4〜5枚目の頃は、1000nTと大きく変化しています。

中村さんによると、この2晩は、
オーロラの色の層がとても特徴的だったとのことです。
3、4枚目の写真も、街明かりと雲のため空全体が色づいていますが、
オーロラの黄色ピンク紫の色を写すことができたとのことです。
また、5枚目の緑色の小さい縦縞模様を、
現地ではピケットフェンスと呼んでいるそうで、
見事なネーミングですね。

1、2枚めでは、水面に映る星とオーロラの光も印象的です。
空よりも下の方がより明るく写っているようにすら見えます。

日本では冬が終わりに近づき、
オーロラ観望の舞台も南半球へ移りつつあるのだと感じます。
どうもありがとうございます。



現在の太陽風は、速度が400km/秒と平均的な状態で安定していて、
高速の太陽風はまだ始まっていません。
27日周期の図で前周期の始まりと比べると、
既に2日遅れています。

一方、太陽風の磁場強度は、
今朝くらいから10nTに強まっています。
速度の変化の始まりも、近づいているのかもしれません。

太陽風磁場の南北成分は、
グラフの後半から南寄りになっています。
そのため、AE指数のグラフも、
後半から弱い変化が続くようになっています。

SDO衛星AIA193の太陽写真では、
コロナホールは西半球をだいぶ進み、
影響が地球に到来しても良い頃です。


太陽は、新しい2641黒点群で、
Bクラスの小さいフレアが続いていますが、
活動度は下がってきている印象です。




ニュージーランド南島ダニーデンで、現地24日1時8分(世界時23日12時8分)に撮影されたオーロラ。
(c) 中村太一氏


ニュージーランド南島ダニーデンで、現地24日1時25分(世界時23日12時25分)に撮影されたオーロラ。
(c) 中村太一氏


ニュージーランド南島ダニーデンで、現地24日21時31分(世界時24日8時31分)に撮影されたオーロラ。
(c) 中村太一氏


ニュージーランド南島ダニーデンで、現地24日22時40分(世界時24日9時40分)に撮影されたオーロラ。
(c) 中村太一氏


ニュージーランド南島ダニーデンで、現地25日0時8分(世界時24日11時8分)に撮影されたオーロラ。
(c) 中村太一氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。