宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 3/28 10:53 更新 太陽風の速度は650km/秒に高まり、磁気圏も活動的です。C5の小規模フレアが発生しています。 担当 篠原 昨日のニュースのすぐ後、太陽風の磁場強度は15nTへ強まり、 速度も上昇を続けて、 昨夕、27日17時(世界時27日8時)には500km/秒を超えて高速風になり、 今朝、28日5時(世界時27日20時)には、700km/秒まで高まりました。 以降は少し下げて、650km/秒とかなり高い速さで安定しています。 磁場強度は、現在は6nTと平均的な値に戻っています。 太陽風磁場の南北成分は、 -5〜 -10nTに達する南向きの変化が頻繁に発生しています。 速度の高まりもあり、磁気圏の活動はとても活発になっています。 オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、 1000〜1500nTに達する激しい変化が繰り返し発生しています。 アラスカ・フェアバンクスのオーロラカメラでは、 日没から日の出まで7時間にわたって オーロラの見事な躍動が撮影されています。 ファイルサイズが大きくなっていますが、動画をどうぞご覧下さい。 27日周期の図を参照すると、 高速太陽風の到来は、前周期よりも1日早まっています。 前周期の高速風は、3月10日まで9日間にわたって継続しました。 今回はどこまで続くでしょうか。 今後の推移に注目してください。 太陽のフレアも活発になっています。 昨日のニュースの後、太陽の南東部(左下)に新しく2645黒点群が発生しました。 出現とともに活発にフレアを起こし、 27日20時(世界時27日11時)にC3.2、 28日2時(世界時27日17時)にC1.6、 28日3時(世界時27日18時)にC5.1と、 Cクラスの小規模フレアを3回起こしています。 C5を超えるフレアの発生は、1月21日のC6.1以来で、 およそ2か月ぶりです。 X線のグラフも、全体の強度が高まっています。 2644黒点群とともに、引き続き注目して下さい。 (c) 情報通信研究機構、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 世界時3月27日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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