宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 4/ 2 11:20 更新 2644黒点群でM4.4の中規模フレアが発生しました。 担当 篠原 今朝、2日6時半(世界時1日21時半)に、 太陽の西端(右端)近くの2644黒点群で、M4.4の中規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA131によるフレアの動画を掲載します。 Mクラスのフレアの発生は、 昨年11月30日(日本時間)のM1.2以来、4か月ぶりです。 また、M4を超える規模のフレアは、 昨年7月23日のM5.5以来で、8か月ぶりのことです。 すっかり静かになっている太陽で発生した、久しぶりの大きい現象です。 あるいは、この規模の現象としては、 第24活動周期の最後の発生になるかもしれません。 このフレアに伴って、CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。 太陽の横に向かって噴出しているので、地球への影響はないでしょう。 太陽では、東端から新しく2648黒点群が現れています。 太陽風は、540km/秒まで速度が下がっています。 高速の状態は続いていますが、 前周期よりも下がり方は早くなっています。 太陽風の磁場強度は、3nTとやや弱まったままです。 南北成分は、振れ幅は小さくなっていますが、南寄りの傾向です。 速度の高まりも続いているため、磁気圏は活動的な状態が続き、 AE指数は500nT前後の変化が続いています。 AE指数のグラフでは、1000nTに達する大きな変化も起きている一方、 太陽風が弱まり始めた影響が現れて、後半は変化が小さくなっています。 放射線帯の高エネルギー電子は、 GOES15(青線)が10万を超えて強まっています。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) M4.4のフレアに伴って発生したCME。SOHO衛星LAASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 世界時4月1日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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