宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2017/ 4/ 4 13:06 更新 M5.8の中規模フレアが発生しました。2644黒点群は西端に沈みかけています。 担当 篠原 太陽では、フレアの発生が続いています。 昨夜、3日23時(世界時3日14時)には、 2644黒点群でM5.8と、再びM5に達する中規模フレアが発生しました。 2644群では、この他にも、C5.7、C7.3,C5.0など、 Cクラスの小規模フレアを7回ほど起こしています。 SDO衛星AIA131、AIA304による動画を掲載します。 フレアの激しい輝きと、 それに伴ってコロナのガスが噴き上がる様子が見えています。 CME(太陽ガスの放出現象)も発生しているようなのですが、 SOHO衛星の写真が揃っていないため、詳しい様子は分かりません。 太陽の横に向かっているので、地球への影響はないでしょう。 2644黒点群は太陽の西の端に近づき、この後すぐに沈みそうです。 一方、2645黒点群も、C3.8、C3.9、C3.4など、 Cクラスのフレアを頻繁に起こしています。 活動の規模は一段小さいですが、引き続き注目して下さい。 太陽風は、400km/秒近くまで速度が下がっています。 磁場強度は、4〜5nTと平均的でしたが、 今朝から8nTへ少し強まっています。 AE指数は、全く変化がない前半と、小さい変化が続く後半と、 傾向がきれいに切り替わっています。 太陽風のグラフの最後では、磁場が南向きにやや強まっています。 この影響で、磁気圏の活動も少し強まるかもしれません。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 南極域にコロナホールが広がっています。 緯度はだいぶ高いですが、影響はやって来るでしょうか。 放射線帯の高エネルギー電子は、 1万を超えて高まった状態が続いていますが、 磁気圏の活動の影響で、昨日より少し下がっています。 M5.8の中規模フレアなど、2644黒点群の活動の様子。SDO衛星AIA131、AIA304。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 2644黒点群の拡大写真。黒点群は太陽の西端に沈みかけています。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース 世界時4月3日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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