宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2016/ 2/ 8 12:51 更新 太陽風磁場が南向きに変化して、磁気圏の活動が高まっています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 ニュージーランド南島ダニーデンの中村太一さんより、 元日に発生したオーロラ(1月4日の記事で紹介)の、 横9枚、縦2枚、計18枚の写真を組み合わせて作った、 パノラマ写真が届きました。 横方向の広がりは、120度くらいになるとのことで、 目の前に広がる光景を、そのまま切り取ったかのような写真です。 画面いっぱいに広げて、ご覧下さい。 撮影には、時間と手間の両方がかかるとのことですが、 独特の雰囲気が漂う、素晴らしい写真になっています。 ぜひ、1月4日の写真とも見比べて下さい。 どうもありがとうございます。 太陽風は、速度400km/秒、磁場強度5nTと どちらも平均的な状態が続いていましたが、 今朝くらいから磁場がやや強まって、 現在は8nTくらいになっています。 目立つのは、南北成分の変化で、 昨夕、7日18時(世界時7日9時)以降、南向きに振れ続け、 -5nTから、今朝は -7nTまで変化しています。 このため、磁気圏の活動も連続的に高まっていて、 AE指数は、グラフの中盤以降、 500〜800nTの中規模の変化が発生しています。 グラフの最後では、1000nTに達しています。 AE指数が800nTくらいに高まっていた、 世界時7日17時頃のオーロラの様子を、 ノルウェー・トロムソの全天カメラの動画で紹介します。 2月4日のニュースでお知らせしたフィラメント噴出による 太陽風磁場の変化かもしれません。 南向きの変化はこのまま続くのか、北向きに反転するのか、 北向きに変わってしまうと、 磁気圏の活動も終わってしまうでしょう。 太陽は、北東(左上)の2496黒点群の活動が高まり、 C1.7、C1.1、C2.7の小規模フレアを起こしています。 一方、昨日まで目立っていた、 西側(右側)の2494群のフレアは静かになっています。 ニュージーランド南島で、現地1日に撮影されたオーロラ。9枚×2列の写真を重ねて作ったパノラマ写真。 (c) 中村太一氏 ノルウェー・トロムソの全天カメラにより撮影された、世界時7日17時頃のオーロラ。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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