宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 2/ 3 13:58 更新 太陽風が強まって、磁気圏の活動をやや高めています。 担当 篠原 今日に入った頃より、太陽風の弱い高まりが始まっています。 磁場強度は、5nTから10nTへ上がり、 速度は、270km/秒というかなり遅い状態から、 350km/秒と普通の低速風程度に変化しています。 SDO衛星AIA193の太陽写真の北半球に見えていた、 細長いコロナホールの弱い影響がやって来たのかもしれません。 磁場が強まった後、南北成分が南向きに振れ、 -5〜 -8nTの変化が続いています。 このため、磁気圏の活動も高まり、 AE指数は、400〜700nTと小中規模の変化が続くようになっています。 ノルウェー・トロムソの全天カメラの動画を掲載します。 世界時2日21〜22時頃の様子で、 AE指数に、500nTの高まりが起きている頃です。 ACE衛星の最新の値では、 太陽風磁場の南北成分は北向きになっています。 このまま北向きに切り替わってしまうと、オーロラの活動は弱まります。 再び南向きに戻るかどうか、注目して下さい。 太陽は、東端から2492黒点群が現れ、 中央部にも新しい黒点が出現しています。 X線グラフでは、C1.2の小さい変化が発生していますが、 これは、東端の向こう側で発生した現象です。 この後に、もう一つ黒点群が現れるかもしれません。 ノルウェー・トロムソの全天カメラにより撮影された、世界時2日21〜22時頃のオーロラ。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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