宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:32)
一昨日、M2.3の中規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/ 4 --- ---
1/ 3 --- ---
1/ 2 08:01 M2.3
06:55 C2.7

黒点  1/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
2476 16 β ---
2477 1 α ---
2478 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:25 426 -0.8
-2 h 423 -0.5
-4 h 423 -0.2
-6 h 438 +0.7
-8 h 472 -1.8
-10 h 478 -1.6
-12 h 464 -0.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -16 -/ -
-2 h -15 -/ -
-4 h -17 -/ -
-6 h -19 -/ -
-8 h -20 -/ -
-10 h -18 -/ -
-12 h -19 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^3
1/ 4 0.6 9x10^3
1/ 3 4.4 7x10^3
1/ 2 21.5 1x10^4
1/ 1 0.3 2x10^3
12/31 0.5 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/12/30 11:45 太陽風はやや低速です。CMEによる太陽風の乱れが近づいています。
2015/12/31 08:14 太陽風は低速になっています。CMEによる乱れはまだ到来していません。
2016/ 1/ 1 11:19 CMEによる太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動を強めています。
2016/ 1/ 2 11:38 太陽風の乱れは終わり、磁気圏も穏やかになっています。M2.4の中規模フレアが発生しました。
2016/ 1/ 3 11:23 太陽風はやや高まっています。太陽は穏やかです。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2016/ 1/ 4 13:32 更新
太陽風は平均的な状態です。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

昨日に続いて、
ニュージーランド南島ダニーデンの中村太一さんよりいただいた、
2016年最初のオーロラの写真を紹介します。

1枚目は、現地1日01:06(世界時31日13:06)と、
新年を迎えた直後の撮影、
2枚目は、現地1日03:31(世界時31日15:31)と、
朝の薄明を迎えた頃の撮影です。
昨日より広角の撮影で、1枚目の左上には南十字星が写っているようです。

また、3枚目は、オーロラではなく、
31日から1日にかけて見られた、月と木星の接近です。
撮影は、現地1日05:35(世界時31日17:35)です。
月と木星は別の露出で撮影して、合成しているそうです。
よく見ると、木星の横にガリレオ衛星も写っています。

あと少しで木星食になりそうな近さで、
これならもっと話題になっても良さそうなのにと調べてみると、
月は木星よりもずっと地球に近いので、
観測する場所によって視差が発生して、
ニュージーランドではこれだけ近付きましたが、
日本ではここまでは近付かなかったのです。

Stellariumとう天文ソフトを使って、
ダニーデンと鹿児島を比べて見ました(4枚目の図)。
これだけ違うと、印象はずいぶん変わりそうです。

昨日の写真の深夜のISSと、今日の月と、
オーロラと違う所に目が行ってしまいましたが、
新年のすばらしいオーロラをありがとうございます。

また、中村さんより、昨年撮影したオーロラの
タイムラプス動画が公開されています。
こちらもどうぞご覧下さい。



昨日のニュースの後、太陽風の速度は再び450km/秒に上がり、
深夜にかけて480km/秒くらいまで高まりました。
そして、今朝に入って急に下がり、
420km/秒と平均的な速さに戻っています。

磁場強度も、5nTとこちらも平均的な値になっています。
太陽風の弱い高まりは、この辺りで終わりそうです。

続いて、明後日、6日頃から、
現在太陽の中心に見えているコロナホールによる
高速の太陽風が始まりそうです。

磁気圏では、小規模の変化が時々起きています。
太陽風が落ち着いて、磁気圏もより穏やかになりそうです。


太陽は、フレアの発生はなく、穏やかです。

しかし、東側に新しい黒点が現れるなどして、
可視光写真は少しにぎやかになっています。




ニュージーランド南島で、現地1日01:06(世界時31日13:06)に撮影されたオーロラ。
(c) 中村太一氏


ニュージーランド南島で、現地1日03:31(世界時31日15:31)に撮影されたオーロラ。
(c) 中村太一氏


ニュージーランド南島で、現地1日05:35(世界時31日17:35)に撮影された月と木星の接近。
(c) 中村太一氏


Stellariumにより、月と木星の接近の様子を、ダニーデンと鹿児島で比較。
(c) 画像:Stellarium、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。