宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:53)
今日、M1.2の中規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/ 4 11:09 M1.2
07:50 C2.1
05:59 C1.9
03:17 C2.4
2/ 3 19:45 C3.9
18:41 C2.7
07:58 C2.6
2/ 2 23:26 C1.7
06:11 C3.1

黒点  2/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
2268 12 βγ C3
2277 36 βγ C4
2279 3 β ---
2280 10 β C3
2281 1 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:47 540 -1.2
-2 h 533 -1.5
-4 h 544 -0.2
-6 h 551 -1.8
-8 h 558 -1.7
-10 h 558 -2.0
-12 h 564 -0.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -19 -/ -
-2 h -18 -/ -
-4 h -21 -/ -
-6 h -20 -/ -
-8 h -20 -/ -
-10 h -16 -/ -
-12 h -14 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 5x10^3
2/ 4 0.4 8x10^3
2/ 3 0.3 2x10^3
2/ 2 0.3 2x10^2
2/ 1 0.7 1x10^2
1/31 1.5 6x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 1/30 12:14 2268黒点群、2277黒点群の活動が高まっています。Mフレアが2回発生しました。
2015/ 1/31 12:21 Mクラスのフレアが2回発生しましたが、現在の太陽は穏やかです。
2015/ 2/ 1 11:39 太陽風はやや高速になり、コロナホールの影響が始まりそうです。
2015/ 2/ 2 12:22 コロナホールの影響で太陽風の速度が高まっています。1月の黒点数は67.0でした。
2015/ 2/ 3 11:08 600km/秒台後半の高速太陽風が続いています。
最新のニュース

2015/ 2/ 4 11:53 更新
高速の太陽風が続いています。M1のフレアが発生しました。フェアバンクスのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

臼井元明さんより、
2月2日にアラスカ・フェアバンクスで撮影された
オーロラの写真をいただきました。

滞在中は、コロナホールの影響で、
動きの激しいオーロラを何度も観測できたそうです。
この日は、ほぼ満月で薄雲も立ちこめたコンディションでしたが、
オーロラはしっかりと存在をアピールしていたそうです。

オーロラの光の強い部分の輝きが、すごく印象的な写真です。
空を見上げる様子が臨場感にあふれています。

臼井さんからは、
2012年10月2014年3月にもオーロラの便りをいただいています。
見事な写真をどうもありがとうございます。



その高速の太陽風は、現在も続いています。
速度は、650km/秒から540km/秒へ一段下がっていますが、
依然高速の状態です。

磁場強度も、5nTから3〜4nTへ少し下がっています。
高速太陽風の領域は、後半に入っている様です。

オーロラの活動も続いていますが、変化は小さくなっていて、
AE指数のグラフは、
500nT以下の小規模の変化が続くようになっています。

SDO衛星AIA193では、コロナホールは西に大きく移動して、
半分は見えなくなっています。
太陽風への影響もそろそろ終わりそうです。


太陽では、つい先ほど、4日11時(世界時4日2時)に、
中央の2277黒点群でM1.2の中規模フレアが発生しました。

2277群は、昨日の夕方から、
C1.4、C3.9、C1.4、C1.9、C2.1と
小規模フレアを続けていて、活動を強めていた様です。

この後の変化にも注目して下さい。


高速太陽風の影響を受けて、
放射線帯の高エネルギー電子が増加しています。
GOES15の青線が、10,000のラインに届きそうになっています。




臼井元明さんにより、現地2月2日1時頃にアラスカ・フェアバンクスで撮影されたオーロラ。
(c) 臼井元明氏


臼井元明さんにより、現地2月2日1時頃にアラスカ・フェアバンクスで撮影されたオーロラ。
(c) 臼井元明氏


2277黒点群の活動と、M1.2フレアの様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。