宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2015/ 2/ 2 12:22 更新 コロナホールの影響で太陽風の速度が高まっています。1月の黒点数は67.0でした。 担当 篠原 WDC-SILSOより、2015年1月の黒点相対数の平均値は、 67.0 と発表されました。 長期変化の図を掲載します。 2014年の後半からの減少傾向に沿った値になっています。 この様子だと、今年の終わりには50を切るのかもしれません。 太陽は、再び小規模のフレアが起きるようになり、 西側(右側)の2268黒点群で、C2.8、C3.2、C3.0、 中央の2277群で、C2.2、C1.5、 などのCクラスフレアが発生しています。 GOES衛星のX線グラフは、細かい変化も増えています。 一方、可視光写真では、黒点の群も数も減っていて、 太陽面はやや寂しくなっています。 昨日の午後に、太陽の東端(左端)でフィラメントの噴出が発生し、 太陽から北東に向かって、CMEが飛び出しています。 SDO衛星とSOHO衛星による動画を掲載します。 なかなかきれいな現象です。 ガスは横に向かって飛び出しているので、 地球への影響はありません。 昨日のニュース以降、太陽風の速度はゆっくりと上昇を続け、 今朝、2日5時(世界時)には、 650km/秒を超えるくらいに高まりました。 その後は下げ始めて、現在は570km/秒の高速状態です。 コロナホールの影響が本格的にやって来た様です。 太陽風の磁場強度は、10nT前後を維持しています。 現在も10nTをやや超える位の強さです。 27日周期の図を見ると、 セクターの切り替わりも来ているようで、 もうしばらく変動が続くかもしれません。 磁場の南北成分は、グラフの後半から南向きが目立っています。 このため、AE指数の変化も後半から目立ち、 500〜800nTの中規模の変化が続いています。 太陽風の磁場強度が高まっているため、 南向きに振れると振れ幅も大きくなりやすく、 高速風になっていることと重なって、 オーロラの活動を強めやすくなっています。 月は大きいですが、ライブカメラに注目して下さい。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 太陽の東端(左端)で発生したフィラメント噴出。SDO衛星AIA304。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の北東(左上)へ向かうCMEの噴出。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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