宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:27)
今日、M6.7の中規模フレアが発生しました。
また、X9.0の大規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/ 4 12:18 C8.1
09:11 M1.2
08:24 M1.1
06:37 M2.3
05:02 M6.7
04:17 M1.1
02:17 M1.5
10/ 3 21:00 X9.0
20:42 C9.7
17:06 M1.5
16:33 C5.9
15:43 C8.6
14:15 C6.7
13:43 C9.8
13:18 C6.8
12:24 M1.5
11:24 M1.1
07:37 C6.9
05:30 M3.3
05:00 M1.4
03:54 C9.2
03:28 C9.2
02:36 C7.6
01:59 C7.6
01:00 C5.6
10/ 2 22:22 M3.2
21:57 C7.4
19:08 C7.4
18:15 C5.7
16:03 C6.0
15:18 M1.1
14:30 M3.6
14:11 M1.0
13:18 C4.3
12:50 C6.7
11:35 M1.2
10:37 M1.1
09:58 C8.5
07:04 X7.1
06:20 C8.7
03:38 M1.5
02:46 C8.1

黒点 10/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
3836 5 β ---
3839 1 α ---
3841 25 βδ M2
3842 35 βγδ X9
3843 19 βδ M7
3844 25 βγδ M2
3845 1 α C8
3846 2 β ---
3847 1 α ---
3848 15 βγ M1

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:15 373 -0.2
-2 h 382 -0.2
-4 h 349 +0.1
-6 h 370 +2.6
-8 h 365 +1.2
-10 h 347 +3.4
-12 h 327 +2.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 7 -/ -
-2 h 17 -/ -
-4 h 15 -/ -
-6 h 5 -/ -
-8 h 15 -/ -
-10 h 12 -/ -
-12 h 1 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
10/ 4 0.2 4x10^2
10/ 3 0.2 5x10^2
10/ 2 0.2 4x10^2
10/ 1 0.2 4x10^2
9/30 0.2 7x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/ 9/29 10:07 太陽風は低速の状態ですが、磁場が南寄りになり磁気圏の活動が少し強まっています。
2024/ 9/30 09:29 太陽風は高速になっています。磁気圏の活動が強まる可能性があります。
2024/10/ 1 12:46 M7.6の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な速度に戻っています。
2024/10/ 2 12:22 X7.1の大規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
2024/10/ 3 12:20 太陽風は低速になっています。CMEによる太陽風の乱れは、明日の午後に到来しそうです。
最新のニュース

2024/10/ 4 12:27 更新
X9.0の大規模フレアが発生しました。2日のCMEによる太陽風の乱れが近付いています。

担当 篠原

昨夜、3日21時(世界時3日12時)に、
太陽の中心部南側の3842黒点群で、
X9.0の大規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。

世界時5月14日に発生したX8.7の大規模フレアを超えて、
現在の第25活動周期最大のフレアです。
この規模のフレアの発生は、
2017年9月6日のX9.3以来で、7年ぶりです。

このフレアに伴って、CME(コロナ質量放出)が発生しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3を見ると、
淡いCMEのガスが太陽を丸く囲むように広がっています。
このため、CMEによる太陽風の乱れは地球方向へ飛び出しています。

NOAA/SWPCの太陽風予報によると、
明日の深夜、5日23時(世界時5日14時)頃に
地球に到来する可能性があるとのことです。
実際の到来はこれよりも前後することが考えられるので、
明日の夕方以降は太陽風の変化に注目して下さい。

また、2日朝に発生したX7.1大規模フレアによる
太陽風の乱れも近付いています。
太陽風予報の図では、4日16時(世界時4日7時)頃の到来です。
先ずはこちらに注目して下さい。

太陽では、南西(右下)の3843群でM6.7、
その左下の3844群でM2.3などの中規模フレアも発生しています。
引き続き注目して下さい。


太陽風は、速度は350km/秒前後と低速の状態が続いています。
磁場強度は、7〜8nTと少し強くなっています。

磁場の南北成分は、南北に変化していますが、
磁気圏は穏やかで、
AE指数は小規模の変化が見られる程度です。

この後、太陽風の乱れがやって来て、
速度の高まりも重要ですが、磁場が南向きに強まると、
磁気圏の活動は激しくなります。
注目して下さい。



3842黒点群で発生した、X9.0の大規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


淡いCMEが太陽を丸く囲むように広がっています。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


X9.0フレアによる太陽風の乱れは、5日23時(世界時5日14時)頃に到来する可能性があります。
(c) NOAA/SWPC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。