宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:22)
今日、X7.1の大規模フレアが発生しました。
また、M7.6の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/ 2 11:35 M1.2
10:37 M1.1
09:58 C8.5
07:04 X7.1
06:20 C8.7
03:38 M1.5
02:46 C8.1
10/ 1 23:45 M1.0
22:22 C4.9
16:15 C5.2
14:22 C2.9
13:18 C6.7
08:39 M7.6
07:46 C4.9
05:59 C4.1
03:59 C8.4
00:55 C6.6
9/30 19:32 C3.0
17:12 C4.2
14:22 C2.5
13:16 C3.8
10:24 C3.4
06:35 C6.4

黒点 10/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
3834 1 α ---
3835 8 β C7
3836 8 β C3
3839 1 α M2
3841 16 β C4
3842 24 βγδ X7
3843 12 β M1
3844 6 β ---
3845 5 β ---
3846 4 β ---
3847 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:15 386 +3.3
-2 h 404 -1.9
-4 h 401 +2.7
-6 h 406 +2.8
-8 h 417 +3.6
-10 h 430 -0.4
-12 h 422 +0.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -1 -/ -
-2 h 10 -/ -
-4 h 12 -/ -
-6 h 7 -/ -
-8 h 2 -/ -
-10 h 4 -/ -
-12 h 7 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
10/ 2 0.2 4x10^2
10/ 1 0.2 4x10^2
9/30 0.2 7x10^2
9/29 0.2 8x10^2
9/28 0.2 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/ 9/27 11:39 太陽風は低速になっています。磁気圏も穏やかです。
2024/ 9/28 12:56 太陽風は更に低速になっています。現在の磁気圏は穏やかです。
2024/ 9/29 10:07 太陽風は低速の状態ですが、磁場が南寄りになり磁気圏の活動が少し強まっています。
2024/ 9/30 09:29 太陽風は高速になっています。磁気圏の活動が強まる可能性があります。
2024/10/ 1 12:46 M7.6の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な速度に戻っています。
最新のニュース

2024/10/ 2 12:22 更新
X7.1の大規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。

担当 篠原

今朝、2日7時(世界時1日22時)に、
太陽の中心部南東側(左下)の3842黒点群で、
X7.1の大規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。

この規模に達するフレアの発生は、
世界時5月14日のX8.7以来と4か月半ぶりです。
また、現在の第25活動周期の中では、
X8.7に次いで2番目に規模の大きいフレアです。

3842群では、昨日の朝にも、
M7.6とやや規模の大きいフレアが発生していました。
1日後に更に大きな活動が発生したことになります。

SOHO衛星LASCO C2や、
STEREO Ahead衛星COR2を見ると、
CME(コロナ質量放出)が太陽の左下に向かって飛び出しています。
画像が揃っていないので、詳しい様子は分からないのですが、
上や右上にも淡く広がっている様です。
フレアの発生地点が太陽の中心に近いため、
この噴出による太陽風の乱れは地球へやって来る可能性があります。
その場合、到来まで2日前後かかると考えると、
明日、3日の深夜から、明後日、4日の午前中にかけてでしょうか。
この後の太陽風予報などに注目して下さい。

3842群では更に活動が続くでしょうか。
この領域の推移にも注目して下さい。


太陽風は、速度が420km/秒から400km/秒へ少し下がり、
磁場強度も7nTから5nTへ少し下がっています。
どちらも平均的な状態です。

磁場の南北成分は、北寄りの傾向で推移しています。
磁気圏は静穏で、
AE指数は、300nTの小規模の変化が1回発生した程度です。



3842黒点群で発生した、X7.1の大規模フレア。
(c) GOES衛星SUVI 131 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


CMEが太陽の左下に広がっています。
(c) SOHO衛星LASCO C2 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


地球よりも少し右側から太陽を観測しているSTEREO Ahead衛星によるCMEの様子。
(c) STEREO Ahead衛星COR2 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。