宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2024/10/ 1 12:46 更新 M7.6の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な速度に戻っています。 担当 篠原 今朝、1日8時半(世界時9月30日23時半)に、 太陽の南東(左下)の3842黒点群で、 M7.6の中規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA131の動画を掲載します。 発生場所が太陽の中心にやや近いので、 CME(コロナ質量放出)が発生していれば、 太陽風の乱れは地球へやって来る可能性があります。 今後の情報に注目して下さい。 3842群では、29日深夜のM1.7に続くMクラスフレアです。 この後の活動はどうなるでしょうか。 太陽では、30日19時(世界時30日10時)頃に中心部の北側(上側)で、 直後の30日22時(世界時30日13時頃)に南東側で、 フィラメント噴出が発生しています。 SDO衛星AIA304の童画を掲載します。 SOHO衛星によると、淡いCMEが飛び出している様です。 この影響で、太陽風磁場の強まりが 地球へやって来るかもしれません。 太陽風は、速度が450km/秒から400km/秒へ下がり、 平均的な速さに戻っています。 磁場強度も8nTから6nTへ下がっています。 太陽風速度の高まりは、1日程度で終わっています。 太陽風磁場の南北成分は、 昨日のニュース以降は北寄りの傾向になっています。 このため磁気圏は穏やかに推移していて、 AE指数は、磁場が一時的に南向きになった頃に 400nTの小規模の変化が発生した程度です。 3842黒点群で発生した、M7.6の中規模フレア。 (c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の中心部北側と、南東側で発生したフィラメント噴出。 (c) SDO衛星AIA304、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |