宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2024/10/ 3 12:20 更新 太陽風は低速になっています。CMEによる太陽風の乱れは、明日の午後に到来しそうです。 担当 篠原 昨日の朝のX7.1大規模フレアに伴って発生した CME(コロナ質量放出)について、 SOHO衛星LASCO C2、C3とSTEREO Ahead衛星COR2の より長い時間の動画を掲載します。 ただ、SOHO衛星はこの後の画像が欠けていて、 C3では途中までの広がりになっています。 この点では、STEREO Ahead衛星の方が 全体の様子が分かりやすいかもしれません。 CMEのガスは、左下により濃く見えていますが、 その他の方向にも淡く広がっています。 NOAA/SWPCの太陽風予報によると、 太陽風の乱れは、明日の夕方、 4日16時(世界時4日7時)頃に地球に到来するとのことです。 実際の到来時刻は、ある程度前後することが考えられます。 明日は太陽風の変化に注目して下さい。 X7.1以降も、3842黒点群では、M3.6、M3.2、M3.3と 中規模フレアの発生が続いています。 引き続き注目してください。 また、北東の端(左上)に3848群が現れていて、 M1.1の中規模フレアを起こしています。 太陽風は、速度が400km/秒から320km/秒へ下がり、 低速になっています。 磁場強度は、5〜6nTと平均的な状態です。 磁気圏は穏やかで、 AE指数は、500nTの中規模の変化が1回発生した程度です。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) X7.1大規模フレアのCMEの様子。 (c) STEREO Ahead衛星COR2 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽風の乱れは、4日16時(世界時4日7時)頃に到来する可能性があります。 (c) NOAA/SWPC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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