宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2024/ 9/30 09:29 更新 太陽風は高速になっています。磁気圏の活動が強まる可能性があります。 担当 篠原 太陽風は、昨日の午後から速度が次第に高まり 300km/秒と低速の状態から、 500km/秒と高速の風に変わっています。 磁場強度も強まっていて、 昨夜以降は、10〜15nTと強まった状態で推移しています。 現在も磁場強度は強まった状態が続いているため、 太陽風の速度はもう一段高まるかもしれません。 太陽風磁場の南北成分は、 磁場が強まった頃からは北寄りで推移していましたが、 グラフの最後では南向きに強まっていて、-10nTに達しています。 この後も南寄りの傾向が続くと、磁気圏の活動は活発になります。 この後の変化に注目してください。 太陽では、昨夜、29日23時半(世界時29日14時半)に、 南東(左下)の3842黒点群で、M1.7の中規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA131と304の動画を掲載します。 拡大写真では、小さいダークフィラメントが噴出する様子も見えています。 SOHO衛星LASCO C2を参照すると、 とても淡いCME(コロナ質量放出)が発生しているかもしれません。 このフレアとは別の現象ですが、 昨夕、29日17時半(世界時29日8時半)頃に、 太陽の左上側へ飛び出すCMEが発生しています。 太陽の向こう側で爆発現象が発生した様です。 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。 地球への影響はありません。 3842黒点群で発生した、M1.7の中規模フレア。 (c) SDO衛星AIA131、304 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の向こう側で発生したCME。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |