宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:29)
今日、C6.4の小規模フレアが発生しました。
また、M1.7の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風南向き磁場が大きくなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/30 06:35 C6.4
9/29 23:11 M1.7
21:49 M1.0
14:24 C4.8
13:16 C2.1
9/28 17:06 C3.7
15:05 C3.7
14:24 C2.2
13:16 C2.6
09:18 C3.3
03:39 C3.3

黒点  9/29 (NOAA)
磁場 フレア
3828 1 α ---
3834 8 β ---
3835 10 β C4
3836 16 βγ C5
3837 1 α ---
3839 2 β C3
3840 1 α ---
3841 5 β ---
3842 14 βγ M2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:26 485 -6.9
-2 h 440 +5.6
-4 h 434 -0.3
-6 h 410 +9.5
-8 h 413 +8.6
-10 h 378 +6.5
-12 h 361 -1.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
08:30 2 -/ -
-2 h -5 -/ -
-4 h 1 -/ -
-6 h 4 -/ -
-8 h 8 -/ -
-10 h 13 -/ -
-12 h -1 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^2
9/30 0.2 7x10^2
9/29 0.2 8x10^2
9/28 0.2 4x10^2
9/27 0.2 2x10^3
9/26 0.2 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/ 9/25 12:52 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が強まっています。
2024/ 9/26 11:20 太陽風は高速になり、磁気圏の活動が強まりました。
2024/ 9/27 11:39 太陽風は低速になっています。磁気圏も穏やかです。
2024/ 9/28 12:56 太陽風は更に低速になっています。現在の磁気圏は穏やかです。
2024/ 9/29 10:07 太陽風は低速の状態ですが、磁場が南寄りになり磁気圏の活動が少し強まっています。
最新のニュース

2024/ 9/30 09:29 更新
太陽風は高速になっています。磁気圏の活動が強まる可能性があります。

担当 篠原

太陽風は、昨日の午後から速度が次第に高まり
300km/秒と低速の状態から、
500km/秒と高速の風に変わっています。
磁場強度も強まっていて、
昨夜以降は、10〜15nTと強まった状態で推移しています。

現在も磁場強度は強まった状態が続いているため、
太陽風の速度はもう一段高まるかもしれません。

太陽風磁場の南北成分は、
磁場が強まった頃からは北寄りで推移していましたが、
グラフの最後では南向きに強まっていて、-10nTに達しています。
この後も南寄りの傾向が続くと、磁気圏の活動は活発になります。
この後の変化に注目してください。


太陽では、昨夜、29日23時半(世界時29日14時半)に、
南東(左下)の3842黒点群で、M1.7の中規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131と304の動画を掲載します。
拡大写真では、小さいダークフィラメントが噴出する様子も見えています。
SOHO衛星LASCO C2を参照すると、
とても淡いCME(コロナ質量放出)が発生しているかもしれません。

このフレアとは別の現象ですが、
昨夕、29日17時半(世界時29日8時半)頃に、
太陽の左上側へ飛び出すCMEが発生しています。
太陽の向こう側で爆発現象が発生した様です。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。
地球への影響はありません。




3842黒点群で発生した、M1.7の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131、304 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の向こう側で発生したCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。