宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:27)
今日、C1.8の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/13 10:54 C1.8
1/12 --- ---
1/11 --- ---

黒点  1/13 (NOAA)
磁場 フレア
2924 9 βγ ---
2925 1 α ---
2926 4 β ---
2927 1 α ---
2928 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:15 447 +3.0
-2 h 406 +2.9
-4 h 410 +1.2
-6 h 410 +0.7
-8 h 404 +0.5
-10 h 401 +0.4
-12 h 383 +1.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -6 -/ -
-2 h -3 -/ -
-4 h 1 -/ -
-6 h -2 -/ -
-8 h -3 -/ -
-10 h -3 -/ -
-12 h 5 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 3x10^1
1/13 0.8 2x10^2
1/12 0.7 2x10^2
1/11 0.7 2x10^2
1/10 0.8 2x10^2
1/ 9 0.8 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 1/ 8 14:15 太陽風は低速で、磁気圏は穏やかです。太陽も穏やかです。
2022/ 1/ 9 14:46 太陽風の速度がやや高まり、磁気圏の活動も一時的に強まりました。
2022/ 1/10 13:07 太陽風の速度は平均的な状態に戻っています。太陽は穏やかです。
2022/ 1/11 13:29 太陽風は平均的な速度で、穏やかに推移しそうです。
2022/ 1/12 12:55 太陽風はやや低速になっています。
最新のニュース

2022/ 1/13 12:27 更新
太陽の向こう側でフレアが発生し、CMEも飛び出しています。

担当 篠原

昨日のニュースの直後、
12日13時(世界時12日4時)頃に、
太陽の北東の端(左上)の向こう側で
ある程度規模が大きいと思われるフレアが発生しています。

SDO衛星からは直接見えないので、
STEREO Ahead衛星のEUVI 195の動画を掲載します。
この写真でも、フレアは左上の端ぎりぎりで発生しています。

このフレアに伴って、コロナの激しい噴出が観測されています。
2枚目の動画は、GOES衛星SUVI 304です。
左上に向かってコロナのガスが大きく飛び出しています。

そして、SOHO衛星LASCO C2、C3でも
CME(コロナ質量放出)の広がりが観測されています。
これによると、左上への噴出だけでなく、
下側へもより広い範囲に飛び出している様です。

フレアは太陽の向こう側で発生しているので、
地球への影響はありません。
この領域では、先ほど、13日11時(世界時13日2時)にも、
C1.9として観測されるフレアが発生しています。
この後、どの様な領域が現れるか注目して下さい。


太陽風は、370km/秒から410km/秒へ速度が少し上がり、
平均的な速さになっています。
磁場強度は、昨日のニュースの後に8nTへ少し強まりましたが、
半日ほどで下がって、現在は5nT前後と平均的です。

磁場の南北成分は、北寄りの傾向になっていて、
磁気圏は穏やかです。
AE指数は目立つ程の変化は見られません。

SDO衛星AIA193では、
南半球のコロナホールは、
右上の先頭部分が太陽の中心線に達しています。
このため、3日後くらいから太陽風の速度が高まるかもしれません。
南極付近の高緯度域の広がりからも影響が来るなら、
変化はより早く始まる可能性があります。



STEREO Ahead衛星EUVI 195による、太陽の北東の端の向こう側で発生したフレア。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


北東の端の向こう側で発生したコロナの噴出。GOES衛星SUVI 304。
(c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SOHO衛星LASCO C2、C3によるCMEの様子。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。