宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2022/ 1/13 12:27 更新 太陽の向こう側でフレアが発生し、CMEも飛び出しています。 担当 篠原 昨日のニュースの直後、 12日13時(世界時12日4時)頃に、 太陽の北東の端(左上)の向こう側で ある程度規模が大きいと思われるフレアが発生しています。 SDO衛星からは直接見えないので、 STEREO Ahead衛星のEUVI 195の動画を掲載します。 この写真でも、フレアは左上の端ぎりぎりで発生しています。 このフレアに伴って、コロナの激しい噴出が観測されています。 2枚目の動画は、GOES衛星SUVI 304です。 左上に向かってコロナのガスが大きく飛び出しています。 そして、SOHO衛星LASCO C2、C3でも CME(コロナ質量放出)の広がりが観測されています。 これによると、左上への噴出だけでなく、 下側へもより広い範囲に飛び出している様です。 フレアは太陽の向こう側で発生しているので、 地球への影響はありません。 この領域では、先ほど、13日11時(世界時13日2時)にも、 C1.9として観測されるフレアが発生しています。 この後、どの様な領域が現れるか注目して下さい。 太陽風は、370km/秒から410km/秒へ速度が少し上がり、 平均的な速さになっています。 磁場強度は、昨日のニュースの後に8nTへ少し強まりましたが、 半日ほどで下がって、現在は5nT前後と平均的です。 磁場の南北成分は、北寄りの傾向になっていて、 磁気圏は穏やかです。 AE指数は目立つ程の変化は見られません。 SDO衛星AIA193では、 南半球のコロナホールは、 右上の先頭部分が太陽の中心線に達しています。 このため、3日後くらいから太陽風の速度が高まるかもしれません。 南極付近の高緯度域の広がりからも影響が来るなら、 変化はより早く始まる可能性があります。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 北東の端の向こう側で発生したコロナの噴出。GOES衛星SUVI 304。 (c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SOHO衛星LASCO C2、C3によるCMEの様子。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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