宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2022/ 1/10 13:07 更新 太陽風の速度は平均的な状態に戻っています。太陽は穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、 昨日の夕方に550km/秒へ高まり高速の状態に達しました。 しかし、6時間ほどで470km/秒へ下がり、 グラフの最後では440km/秒と平均的な速度に戻っています。 速度の高まりは1日程度で終わりとなりそうです。 太陽風の磁場強度は、昨日のニュースの後も下がり続け、 2〜4nTとやや弱い状態で推移しています。 南北成分は弱い南寄りになっていて、 AE指数は200〜500nTの小規模の変化が度々発生しています。 現在は速度が落ち着いてきたので、 磁気圏の活動は、より穏やかになりそうです。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 南東側(左下)にコロナホールが見えています。 次の太陽風の高まりは、この領域の影響となりそうです。 27日周期の図の前周期の12月20日から始まる 高速風の回帰に相当します。 現在のコロナホールの広がりがどうなっているか注目して下さい。 太陽は、昨日、北半球の中心部に見えていた黒点は、 その後少し大きくなりましたが、現在は見えなくなっています。 一方、2924群の左と、北東の端近く(左上)に、 小さい黒点が現れています。 X線グラフは特に変化はなく、太陽は穏やかです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |