宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2022/ 1/ 9 14:46 更新 太陽風の速度がやや高まり、磁気圏の活動も一時的に強まりました。 担当 篠原 太陽風は、今日の未明から速度が上がり始め、 昨日は300km/秒と低速でしたが、 今朝、9日8時半(世界時8日23時半)には 470km/秒とやや高速の状態になりました。 その後、少し下がりましたが、 グラフの最後は再び470km/秒となっています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真で注目していた コロナホールの影響がやって来た様です。 磁場強度も速度と同じ頃から強まって、 こちらは20nTと大きい変化になっています。 グラフの最後は少し下がっていますが、 依然10nTと強まった状態です。 磁場の南北成分は、 磁場が強まった頃から南向きに大きく振れ、 -15nTに達する変化も発生しています。 このため、磁気圏の活動も強まって、 AE指数は1500nTに達する激しい変化が発生しています。 磁場は、今朝以降は北寄りに傾向が変わっています。 このため、AE指数のグラフは、 後半では変化が見られなくなっています。 SDO衛星AIA193で見えていたコロナホールは、 横の広がりは小さかったので、 太陽風への影響は比較的短い時間で終わるのではないでしょうか。 この後の推移に注目して下さい。 太陽は、東端の南北から活動的な領域が現れました。 南の領域には黒点が見えていますが、 北の領域は白斑が見えるだけです。 目立つフレアの発生はなく、 2924群でBクラスの小さいフレアが起きている程度です。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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