宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:37)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/ 7 --- ---
1/ 6 --- ---
1/ 5 --- ---

黒点  1/ 7 (NOAA)
磁場 フレア
2924 12 β C1
2925 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:25 381 +0.8
-2 h 411 +1.2
-4 h 460 +1.5
-6 h 375 +2.2
-8 h 456 +0.5
-10 h 441 -1.5
-12 h 401 +0.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 12 -/ -
-2 h 6 -/ -
-4 h -1 -/ -
-6 h 2 -/ -
-8 h 6 -/ -
-10 h 6 -/ -
-12 h 6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 8x10^2
1/ 7 0.7 1x10^3
1/ 6 0.8 1x10^3
1/ 5 0.8 2x10^3
1/ 4 0.8 1x10^3
1/ 3 0.7 9x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 1/ 2 10:53 太陽風は高速になっています。太陽は穏やかになりそうです。
2022/ 1/ 3 10:22 高速太陽風が続き、磁気圏はやや活動的です。
2022/ 1/ 4 14:18 高速太陽風は終わりつつあります。太陽は新しい領域が現れそうです。
2022/ 1/ 5 13:31 太陽風は平均的な速度に戻っています。太陽は穏やかです。
2022/ 1/ 6 13:27 太陽風は平均的な状態で、磁気圏は穏やかです。
最新のニュース

2022/ 1/ 7 13:37 更新
太陽風の速度が少し高まっている様です。12月の黒点相対数は 67.6 でした。

担当 篠原

WDC-SILSOより、
12月の黒点相対数は、67.6 と発表されました。

月平均値が60を超えるのは、2015年11月の62.2以来で、
6年ぶりです。
2019年12月に始まった第25活動周期としては、
ちょうど2年での到達となっています。

前の活動周期である第24期では、
始まって2年3か月後の2011年3月に
78.6という高まりが発生しています。
1枚目の図の2011年初めに見える、
平均の赤線から上に飛び出ている点です。

極小からの高まり方は、
今回(12月の点)とよく似た変化で周期が進行している様に見えます。
すると、今年の後半には
100を超える様な高まりが見られるかもしれません。

2枚目の図は、12月の毎日の可視光写真を繋げた動画です。
14日の2906群、2907群の出現に始まって、
月末に2916群が西の端に近付くまで、
たくさんの黒点が現れています。
この期間の黒点相対数の平均値を計算すると104となり、
半月の瞬間値ですが100台に達していました。

今年の太陽はどの様な変化をするでしょうか。
極大へ向かう高まりに注目して下さい。



現在の太陽は、南東の2924黒点群が更に大きくなっています。
X線グラフの強度も高まっていますが、
フレアの発生は特に見られず、活動は落ち着いています。

SDO衛星の可視光写真では、小さい黒点が2か所に現れています。


太陽風は、グラフの後半から速度のデータが乱れていて、
現在の状態がはっきりしません。
全体としては、450km/秒前後で変化している様で、
速度は少し高まっている様です。

磁場強度は5nTから4nTへ少し下がっていますが、
平均的な状態です。
南北成分は北寄りで推移しています。

このため磁気圏は穏やかで、
AE指数はほとんど変化がありません。

SDO衛星AIA193では、南半球のコロナホールが西に進んでいます。
速度の小幅の変化がこの領域の影響なのかどうか、
しばらく注目して下さい。



太陽黒点相対数の長期変化。9月の黒点相対数は 67.6 でした。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


12月の太陽黒点の推移。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。