宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2022/ 1/ 7 13:37 更新 太陽風の速度が少し高まっている様です。12月の黒点相対数は 67.6 でした。 担当 篠原 WDC-SILSOより、 12月の黒点相対数は、67.6 と発表されました。 月平均値が60を超えるのは、2015年11月の62.2以来で、 6年ぶりです。 2019年12月に始まった第25活動周期としては、 ちょうど2年での到達となっています。 前の活動周期である第24期では、 始まって2年3か月後の2011年3月に 78.6という高まりが発生しています。 1枚目の図の2011年初めに見える、 平均の赤線から上に飛び出ている点です。 極小からの高まり方は、 今回(12月の点)とよく似た変化で周期が進行している様に見えます。 すると、今年の後半には 100を超える様な高まりが見られるかもしれません。 2枚目の図は、12月の毎日の可視光写真を繋げた動画です。 14日の2906群、2907群の出現に始まって、 月末に2916群が西の端に近付くまで、 たくさんの黒点が現れています。 この期間の黒点相対数の平均値を計算すると104となり、 半月の瞬間値ですが100台に達していました。 今年の太陽はどの様な変化をするでしょうか。 極大へ向かう高まりに注目して下さい。 現在の太陽は、南東の2924黒点群が更に大きくなっています。 X線グラフの強度も高まっていますが、 フレアの発生は特に見られず、活動は落ち着いています。 SDO衛星の可視光写真では、小さい黒点が2か所に現れています。 太陽風は、グラフの後半から速度のデータが乱れていて、 現在の状態がはっきりしません。 全体としては、450km/秒前後で変化している様で、 速度は少し高まっている様です。 磁場強度は5nTから4nTへ少し下がっていますが、 平均的な状態です。 南北成分は北寄りで推移しています。 このため磁気圏は穏やかで、 AE指数はほとんど変化がありません。 SDO衛星AIA193では、南半球のコロナホールが西に進んでいます。 速度の小幅の変化がこの領域の影響なのかどうか、 しばらく注目して下さい。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 12月の太陽黒点の推移。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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