宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2022/ 1/ 1 11:41 更新 C9、C8の小規模フレアが発生しています。太陽風の速度が高まるかもしれません。 担当 篠原 明けましておめでとうございます。 2022年も宇宙天気ニュースをよろしくお願い致します。 太陽の北西(右上)の2918黒点群で、 昨日の午後、12月31日16時(世界時31日7時)にC9.8、 今朝、1月1日4時半(世界時31日19時半)にC8.1と、 大きめの小規模フレアが発生しました。 世界時ではどちらも31日ですが、 日本時間では2021年の最後と2022年の最初の 目立つ規模のフレアとなっています。 2918群は太陽の端に近づいていて、 この後、向こう側に沈んで行きます。 2918群が沈んだ後、太陽のフレア活動は穏やかになりそうです。 太陽風は、速度が450km/秒から400km/秒へ下がっています。 一方、磁場強度は3nTから9nTへ次第に強まっていて、 この後、太陽風速度の高まりが始まるかもしれません。 速度のグラフでは、最後に470km/秒へ上がる変化が見えていますが、 この後の推移に注目して下さい。 太陽風磁場の南北成分は、南北にゆっくりと変化しています。 このため、南向きになった頃に、 AE指数では500nTに達する中規模の変化が発生しています。 太陽風のグラフの最後の頃は磁場が南向きに変化しているので、 磁気圏の活動が高まる可能性があります。 新年の活発なオーロラ活動となるでしょうか。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |