宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/12/31 10:17 更新 太陽風の速度は少し高まっています。太陽は黒点が少なくなっています。 担当 篠原 太陽風は、昨日のニュースの後に速度が400km/秒へ下がり、 夜になると再び上がって、460〜470km/秒で推移しています。 1つ前のコロナホールの影響が続いているのでしょうか。 10nTに強まっていた磁場強度は、夜には3nTに下がり、 以降、やや弱い状態で安定しています。 南北成分は、磁場が強まっていた頃に南向きに少し強まって、 AE指数で500nTの中規模の変化が発生していますが、 磁場が弱まった後は南北の変化も小さくなり、 磁気圏は穏やかになっています。 SDO衛星AIA193では、 太陽の中心部の西側(右側)にコロナホールが見えています。 明日以降は、この領域の影響で 太陽風の速度がやや高まるかもしれません。 一方、太陽の東側(左側)にはコロナホールは見られないので、 その後は穏やかな太陽風がしばらく続きそうです。 太陽は、北西(右上)の2921群と2918群で Bクラスの小さいフレアが続いています。 しかし、2921群は西の端に沈み、 2918群も次第に近づいていて、 この後の太陽は穏やかになりそうです。 今日の可視光写真は、 南西(右下)の2916群が目立っているだけで、 黒点の数がだいぶ少なくなっています。 2021年の更新はこれが最後となりそうです。 今年も1年間ありがとうございました。 どうぞよいお年をお迎えください。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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