宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2021/12/21 14:01 更新 M1.8の中規模フレアが発生しました。太陽風の速度は更に高まっています。 担当 篠原 昨夜遅く、20日23時半(世界時20日14時半)に、 太陽の中心部の2908黒点群で、 M1.8の中規模フレアが発生しました。 フレアの様子を、 SDO衛星AIA131、193の動画で紹介します。 活動領域が明るく輝き、 周囲のコロナに衝撃が広がる様子が見えています。 このフレアに伴ってCME(コロナ質量放出)も発生しています。 SOHO衛星LASCO C2、C3を見ると、 太陽の左下を中心に、 コロナが淡く広がっていく様子が見えています。 太陽の中心近くで発生しているため、 乱れは地球の方向にも向かっていると思われます。 3日後くらいと考えると、 明後日、23日頃の到来かもしれません。 現在の太陽風速度の高まりに続く様な変化になるのでしょうか。 太陽では、2907黒点群のフレア活動も続いています。 C1台の小さい小規模フレアが連続していましたが、 21日11時(世界時21日2時)には、 C5.5と少し大きいフレアも発生しています。 また、太陽の南東の端(左下)の向こう側に活動的な領域がある様で、 フレアの小さい輝きが見え始めています。 掲載しているSDO衛星AIA193の写真でも、 小さく光って見えています。 引き続き太陽の活動に注目して下さい。 太陽風は、速度が600km/秒に高まり、 更に高速の風になっています。 磁場強度は、7nTから5nTへやや下がり、平均的な状態です。 磁場の南北成分は、 南に振れたり、北に振れたりと変化しています。 磁気圏の活動もある程度高まっていて、 AE指数は、500nTを越えるくらいの中規模の変化が、 時間をおくように発生しています。 SDO衛星AIA193では、 コロナホールは全体が西側に進んでいます。 現在の速度の高まりがどこまで続くのか、注目してください。 2908黒点群で発生したM1.8の中規模フレア。SDO衛星AIA131、193。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース 太陽の南東を中心に広がるCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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