宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:01)
今日、C5.5の小規模フレアが発生しました。
また、M1.9の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/21 12:39 C2.8
10:45 C5.5
12/20 20:14 M1.9
19:41 C2.9
12:13 C4.4
06:04 C3.7
04:08 C1.9
01:19 C1.8
12/19 20:55 C1.5
02:09 C6.3

黒点 12/21 (NOAA)
磁場 フレア
2906 1 α ---
2907 13 βγ C4
2908 10 β M2
2909 5 β C4
2910 2 α ---
2911 2 α ---
2912 1 α ---
2913 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:55 595 +2.8
-2 h 609 +2.9
-4 h 587 -1.3
-6 h 593 +0.7
-8 h 593 -1.2
-10 h 590 +4.0
-12 h 567 -1.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -12 -/ -
-2 h -15 -/ -
-4 h -20 -/ -
-6 h -21 -/ -
-8 h -17 -/ -
-10 h -20 -/ -
-12 h -25 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 1x10^2
12/21 0.8 3x10^2
12/20 0.8 5x10^2
12/19 0.7 4x10^2
12/18 0.7 2x10^2
12/17 0.8 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/12/16 13:15 Cクラスのフレアが続いています。高速太陽風が到来しています。
2021/12/17 13:23 M1.2の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な速度に戻っています。
2021/12/18 12:45 太陽風は低速になっています。Cクラスのフレアが続いています。
2021/12/19 12:40 C6.3の小規模フレアとCMEが発生しています。太陽風はより低速になっています。
2021/12/20 12:55 高速太陽風が到来しています。 Cクラスフレアが続いています。
最新のニュース

2021/12/21 14:01 更新
M1.8の中規模フレアが発生しました。太陽風の速度は更に高まっています。

担当 篠原

昨夜遅く、20日23時半(世界時20日14時半)に、
太陽の中心部の2908黒点群で、
M1.8の中規模フレアが発生しました。

フレアの様子を、
SDO衛星AIA131、193の動画で紹介します。
活動領域が明るく輝き、
周囲のコロナに衝撃が広がる様子が見えています。

このフレアに伴ってCME(コロナ質量放出)も発生しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3を見ると、
太陽の左下を中心に、
コロナが淡く広がっていく様子が見えています。

太陽の中心近くで発生しているため、
乱れは地球の方向にも向かっていると思われます。
3日後くらいと考えると、
明後日、23日頃の到来かもしれません。
現在の太陽風速度の高まりに続く様な変化になるのでしょうか。

太陽では、2907黒点群のフレア活動も続いています。
C1台の小さい小規模フレアが連続していましたが、
21日11時(世界時21日2時)には、
C5.5と少し大きいフレアも発生しています。

また、太陽の南東の端(左下)の向こう側に活動的な領域がある様で、
フレアの小さい輝きが見え始めています。
掲載しているSDO衛星AIA193の写真でも、
小さく光って見えています。

引き続き太陽の活動に注目して下さい。


太陽風は、速度が600km/秒に高まり、
更に高速の風になっています。
磁場強度は、7nTから5nTへやや下がり、平均的な状態です。

磁場の南北成分は、
南に振れたり、北に振れたりと変化しています。
磁気圏の活動もある程度高まっていて、
AE指数は、500nTを越えるくらいの中規模の変化が、
時間をおくように発生しています。

SDO衛星AIA193では、
コロナホールは全体が西側に進んでいます。
現在の速度の高まりがどこまで続くのか、注目してください。




2908黒点群で発生したM1.8の中規模フレア。SDO衛星AIA131、193。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


太陽の南東を中心に広がるCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。